7
実話なんてびっくり。
黒人に生まれたというだけで、いい加減な捜査の末、死刑宣告を受ける、そんなことが実際にあったことだなんて、ひどいです。場所は、アラバマ州でアラバマ物語の舞台にもなっていたし、本当にここら辺は人種差別が激しかったんだなと思いました。でも、死刑ですよ。本当に犯罪を犯していたのか、そこが一番気になる刑です。相手が自白していたって、きちんと捜査するべきなのになあと思いました。
死刑宣告を受けていた人が、俺らは生まれながらに有罪なんだといったののはショックを受けました。自分の運命を受け入れているというか、こんな理不尽なことを受け入れざるを得ないなんて、今までどれだけ理不尽な目に遭ったのだろうと思います。彼を救う、そういう映画かなと思ったら、弁護士さんはほかにも精神的病を抱えて病院に行くべきなのにっていう人からも話を聞いたり、死刑宣告を不当に受けた人達のための事務所を作っていて、すごい人だなと思いました。彼もすごいし、彼に力を貸したボランティア?日本でいうNPO団体?の方もすごいです。
最後は、スカッとする終わりでよかったです。それでも、彼の事件は氷山の一角で、同じ目に遭っている人は今でもたくさんいるんだろうなと思うと、とても恐ろしくなりました。