続・男はつらいよ

続・男はつらいよ

『続・男はつらいよ』(ぞく・おとこはつらいよ)とは、1969年11月15日に公開された山田洋次監督による映画作品。「男はつらいよ」シリーズの第2作である。第24回毎日映画コンクールにおいて監督賞(山田洋次)および主演男優賞(渥美清)を受賞している。
物語は、主人公の「フーテンの寅」こと車寅次郎が葛飾商業学校時代の恩師・坪内散歩と再会し、その娘である夏子に一目惚れするところから始まる。入院先でのトラブルや無銭飲食などで周囲に迷惑をかけた寅次郎は、柴又を離れて京都へ向かい、そこで散歩先生や夏子と再会する。先生の勧めを受けて長年生き別れになっていた実母のお菊を訪ねるものの、冷遇されて深いショックを受ける。帰郷後、恩師や妹のさくらたちの温かさに触れて立ち直りを見せるが、間もなく散歩先生が急死してしまう。悲しみを堪えて葬儀を取り仕切った寅次郎だったが、夏子が医師の藤村と交際していることを知り、再び失恋の痛手を抱えて旅立つこととなる。
本作は、寅次郎と実母・お菊との肉親ならではの確執や葛藤、恩師との情愛、そしてヒロインへの切ない恋模様を描いたシリーズ初期の代表作である。ミヤコ蝶々演じるやり手の実母とのやり取りや、東野英治郎演じる恩師との絆が物語の大きな軸となっており、喜劇性と人情劇が巧みに融合した作品となっている。

00008_suzuki6のレビュー・評価・感想

続・男はつらいよ
9

寅さんの子供時代

寅さんの子供時代が垣間見れる作品でした。小学校を中退みたいに言われている寅さんだけど、そのころの恩師がいたとはびっくりです。その恩師にいろいろ言われて嫌だろうけど、恩師の娘さんのこともあり、恩師の話を聞きにいってやる寅さんは、情にあつい人だなと思います。昔の知り合いに会いに行くのも億劫なのになあと思いました。また、寅さんのお母さんが初登場した回でもありました。このお母さん、好きな人もいるのかもしれませんが私はちょっと嫌いです。寅さんに冷たいし、言い方がきつくていやな女だなあと思ってしまいます。そのお母さんにつれなくされて、意気消沈して帰ってくる寅さんはかわいそうでした。でも、博さんはちょっと気を使いすぎなような気もしました。結局、とらやの騒動は、互いに気を使いすぎてて起こっているような気がします。そこが、人情深くて面白いところではありますが、歯がゆいなと思うことも多々ありました。最後の方は、恩師の方が亡くなって悲しい展開でした。午前様に叱られるまで、気を落として泣いていた寅さん。本当に恩師の方が好きだったのでしょう。立ち直ってからはうまく葬式を仕切っていて、行事ごとになると寅さんは強いなと思いました。そして、その葬式で寅さんは失恋をし、泣きっ面にハチでかわいそうでした。このライバルが山崎勉さんで、年をとってもダンディだけど、若いころはずいぶん男前だなあと感心しました。