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真面目な作品だった。
アフリカの農家が舞台の話で実話ベースです。頭がいいけど、家が貧乏で学校を辞めなきゃいけなくてという貧困問題を扱っていて、ああ、ほんとこの問題はどうにかしないとなと思いました。でも、主人公の子は、なんで家の農業がダメになったのか、考えて、乾期でも水が負けるように風車で電気を貯めようとか考えたりして、すごくバイタリティに飛んでるなと思いました。やっぱり好奇心は世界を救う、そういうものなのかもなと思いました。
ただ、風車を作ればいいんだというのがわかっても、そこか、なかなか理解を得られず、ちょっと話が進まなかったし、それまでの貧困の様子とか、父親の無学であることへの悲しみとか、結構暗い映画でした。これが真実なんだし、何も間違ってはいないと思いますが、映画としてみると、あんまりワクワクするとかそういう類の映画ではなく、教育ドキュメンタリーのようでした。それはそれでいいのですが、思ってたのと違うと思いました。
でも、ちゃんと本当の舞台であるマラウイ共和国で撮影していたり、、役者さんも地元出身の人たちを起用してたり、現地語を使っていたりして、すごくリアルで良かったと思います。勉強の大切さを教えてくれる映画だと思います。