目が離せない展開
前作がかなり面白かったので続編のカイジ2も楽しみにしていましたが、やはり面白かったです。最初にカイジがまた地下で働いていたことには、カイジは駄目な奴だなと思いましたが、そこからまた抜け出す知恵はやはりカイジは素晴らしいと思ってしましました。仲間の借金を返済するために地上に出たからのカイジを見ていても、ハラハラしてしまいます。また、だまされるよ!と分かるところでだまされるカイジ。どのように先のストーリーが展開していくのか予想もできませんが、そこが面白い所です。地上で前作の敵であった利根川と遭遇し、ともに借金返済のために協力していきます。いつまた利根川が寝返るのか、人間不信になりそうでした。逆に何度も騙されながら人を信じられる、人に信じてもらおうとするカイジはすごい人だと思いました。また、どうしてもうまくいかないときに恥も外聞もなく、嫌だと折衷案を叫ぶみっともないカイジ、全編を通して泣いたり叫んだりのカイジもまた人間的に面白いなと魅力を感じてしまいます。最後にはやはり利根川に騙されてしまいますが、そんなことも知らずに仲間たちの祝勝会を開きご満悦のカイジを見て幸せ者だと思いました。利根川も多額のお金を手にしながら、カイジを遠巻きにみてお前は仲間がいるから良いとつぶやいたところが印象的です。大事なものは何なのか、問いかけている映画なのだと実感しました。