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スピード感がある
なかなかスピード感があって、面白いサスペンスものでした。
最後、盲目の主人公と犯人が対峙するところは音がキーポイントになっていて、沈黙が続き、緊迫感があってよかったと思います。刑事が殺されすぎな気もしますが、この犯人はサイコパスなのでそれはありだと思います。サイコパスって人を人と思ってないというか、邪魔になったら、けっこう簡単に人を殺すイメージがあります。でも、盲導犬まで殺されてしまうなんてショックです。犬好きなので犬がひどい目に遭うものはあまり見たくありません。先に教えておいてほしかったなと思いました。犯人への憤りを感じました。
主演の吉岡里帆さんは、警察官を目指していた女性を演じているのですが、なかなか推理とかが堂に入っていてよかったと思います。吉岡さんって可愛らしい顔をしていますが、それでいて頭も良さそうで、仕事を持った女の役がよく似合います。盲目だから、その目撃証言を聞き入れない警察はひどいなと思います。彼女が視覚以外の感覚で刑事2人をやり込めたところはすかっとしました。
本作は韓国映画のリメイクだそうです。韓国映画の方はまだみていないのですが、すごく面白いし、よくできたリメイクだと思います。久しぶりに面白い邦画を見たという感じです。