前作より怖いのに遊びがいは最高
前作も素晴らしい出来でしたが、更に磨きがかかった作品だと思います。
主人公は前作と同じく子供ですが、世界観は前作以上にダークです。
プレイヤーは世界が滅ぶまでの三日間を何度も何度も繰り返し遡って、世界を滅亡からひたすら救うのに奮闘するのがこのゲームの目的です。
プレイヤーはあらゆるキャラクターと交流し、出会ったキャラクターの苦しみや死と向き合うため、なんて暗い世界観だと思うかもしれませんが、困った人をほっておけず頑張らなければという使命感が出るため、結局最後までプレイできてしまうのが不思議なところです。
前作と同じくBGMは美しいし、前作で子供時代にできなかったことがこの作品ではできるようになっているうえ、謎解きのロジックもかなり難易度が上がっているので、前作を遊びこんだ方も普通に楽しめる出来になっています。
昔はゼルダといえば子供用のゲームだというイメージを持っている方が多かったのですが、この作品はテーマが重いだけに哲学的な雰囲気があり、大人でも楽しめる作品になっています。
前作で使ったオカリナは今作でも使用するので、前作を遊んだ方はすぐ馴染めると思います。
ただゲームシーンの中には前作以上に怖い描写もあり、下手なホラーゲームより怖いんじゃないかと思う演出があるため、ホラーゲームや怖いものが苦手な方は一応覚悟を決めてからプレイすることをお勧めします。