最強のふたり / Intouchables

最強のふたり / Intouchables

『最強のふたり』とは、2011年にフランスで公開された、実話をもとにコミカルに描くヒューマンヒストリー映画である。パラグライダーの事故で首から下が不自由になってしまった大富豪の男と、その介護人として雇われた、貧困層の黒人青年との交流を描いた物語。共通点のない2人が、それぞれの趣味を共有していく様子をユーモラスに描き、友情を育んでいく。第24回東京国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀男優賞をダブル受賞した。監督・脚本は、フランスの2人組監督のエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが担当している。

kotoko505o3のレビュー・評価・感想

最強のふたり / Intouchables
9

人に対する接し方を考えさせてくれた映画

身体障害者の大金持ちの男性と、その男性を介護することになった貧乏で複雑な家庭で育った黒人男性との友情のお話です。
多くの人が身体障害者の方に接するとき、とても気を使ったり、さらには大金持ちということもあってみんなの接し方はとてもぎこちなかったのですが、この黒人男性だけは何も気をつかわず、友人のように接してくれるのが彼にとってかなり新鮮だったのだと思います。
世の中には人種による差別や身体障害者の方に対する差別、いろんな差別やもちろん差別とまでいかなくても間違ったものの考え方をしてしまう場面が誰にでもあると思いますが、いかにそれが愚かなことかということをこの映画を見て学ぶことができました。
誰に対しても同じように接して一緒に楽しむと言う簡単に見えて実際には簡単ではないことを私も気をつけようと思います。
また、相手は何を望んでいるかを考えて行動することの大切さも学ぶことができました。
これは何も人種や身体障害者などに限ったことではなく、ビジネスの場面や家族や友人に対する場面でも同じことが言えると思います。
こんなことを自然と何も考えずにできる人間にならなきゃいけないなと、とても考えさせてくれる良い映画でした。