アニメ「ヴァイオレット・エヴァガーデン」について
ヴァイオレット・エヴァガーデンについて。
この物語は、時代は中世ヨーロッパがモチーフで、戦争が終了した後の話。
主人公である、少女のヴァイオレットは元々は兵士であり国のために戦っていた。
しかし戦争が終わり、戦うことがなくなった世界で、自分を育ててくれた、ある人の最後の言葉の意味を知るために自動手記人形(思いを伝えたい人の代わりに手紙を書く人)になる、という物語。
この作品の良さの一つに、京都アニメ—ションの美しい絵があります。
自然を描いた絵などは圧巻で、雨や木々を揺らす風など、微細なタッチで描かれる絵はまさに京都アニメーションの良さが出されています。
今まで戦争をしていた少女が、自分を育ててくれた、戦争の時の上司である少佐からいわれた「愛している」の意味を知る、という深いテーマです。
戦争によって、心をあまり学ばなかったヴァイオレットが、手紙という思いを伝えるものを通して、人の感情を学んでいくところは、考えさせられるものがあります。
好きや嫌い、言えないことも手紙ならば素直に言えたりする、そういう思いをくみ取る仕事が自動手記人形であり、それを通して成長していくヴァイオレットは、すごく魅力的なキャラクターです。
主題歌を歌っている、TUREさんの歌も物語とマッチしているのでぜひお聞きください。