武士の一分

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武士の一分
7

キムタクがかっこよかった。

毒味のせいで、盲目になってしまった武士が、命をかけて、妻の名誉のため決闘をする話です。桃井かおりさんとか、笹野高史さんとか、いい役者さんがいっぱい出ていてよかったです。木村拓哉さんは、キムタクといえばキムタクなんだけど、やっぱりかっこいいし、なかなか似合っていました。この頃のキムタクは顔立ちがほんと端正で、横顔とかいいなと思いました。笹野さんとキムタクの関係も良かったし、目が見えなくなってそれでも、決闘しようとするとか、武士の強さが出てました。盲目になってしまって、城から給料がもらえなくなるかもとか、この頃は補償とかが法律で決まっているわけでもないし、大変だったろうなと思います。そんなことで、他の男に身を任せないといけなかった妻はつらかっただろうし、妻の名誉のため、決闘をするなんて、男らしい男だと思いました。盲目の男に負けたことで、死を選ぶのもこの頃の武士ならではの話だなと思いました。盲目の男に負けたことより、嘘ついて女を抱いたことのほうがカッコ悪いと思いますが、そういうことじゃないんですよね。最後はハッピーエンドでよかったです。藤沢周平さんと、山田洋次さんのタッグは最強だなと思いました。