斬魔大聖デモンベイン

斬魔大聖デモンベイン

『斬魔大聖デモンベイン』は2003年4月25日にニトロプラスから発売された荒唐無稽スーパーロボットADV。元々はアダルトゲームだったが、2004年7月1日には角川書店から全年齢版の『機神咆吼デモンベイン』が発売された。2006年からは『機神咆吼デモンベイン』のタイトルでアニメも放送され、同年には後日譚を描いたノベルゲーム&3Dロボットアクションゲーム『機神飛翔デモンベイン』が発売された。
舞台となるのは科学と魔導技術によって繁栄の極みにある都市アーカムシティ。私立探偵の大十字九郎(だいじゅうじ くろう)は秘密結社ブラックロッジと意思をもつ魔導書の抗争に巻き込まれ、巨大ロボット・デモンベインに乗り込んでブラックロッジと死闘を演じる。

ks20mn17gのレビュー・評価・感想

斬魔大聖デモンベイン
9

作品としては古いが今でも根強いファンの多い傑作

本作はPCゲームで、私はPS2版として発売された「機神咆吼デモンベイン」をプレイしました。ジャンルはADV(アドベンチャー)。

舞台は、アメリカのアーカムシティという架空の街。主人公は大十字 九郎という貧乏探偵です。
数奇な運命で、アル・アジフという幼い少女に見える魔導書の精霊と出会い、デモンベインというロボットを駆り、何度も倒れながら戦い続ける熱いストーリーです。

このゲームには大きな特徴ががあります。それは、この作品の題材としてクトゥルフ神話をベースにあることです。先ほど出てきた、アーカム、アル・アジフといった特徴的な単語にある様に、この作品はクトゥルフ神話の世界の中で繰り広げられる話になります。
クトゥルフ神話は、アメリカで生まれた架空の神話のシリーズのことを指します。
日本でも様々なアニメやゲームで出てくるのですが、実は一部の名前を使用する程度でその世界観を題材とした作品は、あまり多くはありません。強いて言うならニャル子さんとかぐらいでしょうが、こちらはアレンジが激しいです。そういう意味で行くとこの作品は、世界観も含めてかなり題材を生かしたものであり、入門書としてみてもうってつけです。

古い作品ではありますが、商品展開等も今でも行われており、良作です。
原作が18禁という事もあり、多少人を選ぶかもしれませんが、気になった方は少し遊んでみてはいかがでしょうか?