日常と非日常が隣り合わせの奇妙さ
■簡単な用語説明
・ラクーンシティ
バイオハザードRe:3の舞台となる架空の街。
・アンブレラ
ラクーンシティにある大手製薬会社。
表向きは製薬会社だが、裏ではクリーチャーやモンスターなどを開発していた。
人間をゾンビにしてしまう『G-ウィルス』を開発することに成功。
・ゾンビ
『G-ウィルス』の漏洩によって、人間の変わり果てた姿。
ラクーンシティにいっぱい出てきて、噛みついて攻撃してきます。
メインとなる敵で、ジルやカルロスたちの行く手を阻む。
拳銃で撃ってもなかなか倒せない。
・ジル バレンタイン
バイオハザードRe:3の主人公で、プレイヤーが操作する美人婦警さん。
S.T.A.R.Sというラクーンシティの特別警察の内のひとり。とにかくカッコいい。
・カルロス オリヴェイラ
もうひとりの主人公。アンブレラの特別部隊U.B.C.Sに所属。今回は生存者救出のため、ラクーンシティに派遣された。この人も操作します。とにかく男前。
・ネメシス
ジルの命を執拗に狙ってくる敵。アンブレラで開発されたクリーチャー。
頭脳が高く、ロケットランチャーや火炎放射器なども使ってくる。
とにかく強いです。まさに強敵。
■ストーリー
最終的にラクーンシティから脱出するのが目的になります。
冒頭はどちらかというと静かに始まりますが、その後は衝撃の連続です。
日常から一気に非日常に落とされる描写があるので、動揺する方も多いかと。
主人公ジルが普通に生活していた街ラクーンシティという日常の中で、ゾンビやモンスターなど非日常があって、心地よさと違和感が隣り合わせになっています。
ラクーンシティは架空の街なので、看板や飲食店のメニューなどもあります。細々している部分も作り込まれていますので操作に慣れたら見てみると面白いかもしれません。
■操作性とモンスター
基本的に主人公のジルを操作します。ゾンビなどの敵を拳銃で狙って倒していきます。
ストーリーに沿って『どうすればいいか』が表示されナビゲートしてくれるので、迷う心配はありません。
鍵となるアイテムを順次見つけていきましょう。
移動して、敵を見つけたら狙って撃つ、というシンプルさもわかりやすいです。
でもゾンビはフラフラしていて千鳥足なので、なかなか狙いがつけづらい。
狙っている間にどんどん近づいてきて、それがさらに恐怖を煽ります。
狙う場所によってダメージが変わって、ゾンビの倒しやすさも変わるため、そこも面白いです。
また、全ての敵には『弱点』があります。弱点を突けば、早く敵を倒せて安全です。
発見するには、入手できるファイルを読むことや注意深く敵を観察することが必要になります。
また、弱点を突くため、多少のリスクを被らないといけない時もあるのが面白い部分です。
ただし『敵を全て倒すのが目的』ではないです。
限りある拳銃の弾を温存するため、どうやって敵の攻撃を避けていくかを考えられるのも楽しいです。
■キャラクター
ジルやカルロスを始めとする、魅力的なキャラクターが勢揃いしています。
メインはジルですが、そのジルを支えるキャラクターたちに守られながらストーリーが進んでいきます。
それぞれの想いを胸に、死者の街ラクーンシティを駆け巡ります。
きっとお気に入りのキャラクターが見つかるはず。
セリフも去ることながら、キャラクターの表情も必見。
そのキャラが言われた言葉に対して『嫌悪感』を示す表情や『覚悟』を示す表情などプレイヤーが没入できる部分が多いです。
■ネメシス
ジルと何度も戦うことになるネメシスも、非常に凶悪なクリーチャーです。
執拗にジルを狙ってきて強いので、プレイヤーの恐怖を煽ってきます。
しかも『追われている』というストレスがそのままプレイヤーにものしかかり、何としてでも倒されないように!という気持ちが芽生えやすいです。
でも必ず倒す方法はあるので、見逃さないようにすれば対処できます。
最初の内は恐怖ですが、ストーリーが後半に差し掛かると、何が何でも倒してやる、という気持ちに変わってくるのが面白いところ。
バイオハザードの魅力は慣れているプレイヤーもそうでないプレイヤーも楽しめるところです。
アクションの連続で息つく暇も無いですが、ぜひ、日常と非日常が隣り合わさった奇妙さを体感してみてください。