いつになったら正体がバレるのか(笑)
高校生探偵工藤新一が黒ずくめの組織に怪しい薬を飲まされ子供になってしまい、知り合いの博士の発明品を駆使しながら難事件を解決していくアクション推理マンガだ。
アニメも同時に続いていて、子供の頃に見始めたのにすでに大人へ成長してしまった視聴者や読者も多い人気の長寿作品だ。
見どころは山ほどあるが、あえて挙げるなら主人公工藤新一の行動力がすごい。
諸々の事情により「小学1年生の江戸川コナン」と名乗り父親が探偵事務所を営んでいる幼馴染の「毛利蘭」の家に転がり込んだり(しかも両片思い)、大の大人相手に臆する事なく事件に首を突っ込んでは解決していってしまったり、正体を隠しつつ活躍しているのだ。
勿論小学1年生のコナンとしてではなく、実家のご近所さんで自称天才科学者の阿笠博士の発明品「時計型麻酔銃」を使って蘭の父親「毛利小五郎」に代役を任せている。
その方法は物陰から首元を狙い撃ちし眠らせ「蝶ネクタイ型変声期」で声真似をし推理をするという、普通ならバレてしまいそうな危なっかしい手段だ。
でもその推理のお陰で毛利小五郎は名探偵と呼ばれるようになり、誰も突然眠ってしまうことに違和感を持たなくなるというちょっと笑える設定が定着するのだ。
推理物だが堅苦しくなくて楽しめる作品だと思う。