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ハウルの動く城がすてき
ハウルの動く城を見ると、キムタクの声が全然気にならなくて、キムタクって声優が向いているのかもなと思います。なんか、あのわがままなハウルがキムタクだとは信じられません。ちょっと作った演技をする人だから合ってるのかもしれませんね。ヒロインは、最初の18才の時とおばあさんの時と声が一緒なのが最初は気になりました。なんで同じ声なのと思いました。でもまあ、同じ人にするならおばあさん寄りにしないと、若い声のおばあさんは変だと思います。倍賞千恵子さんは可愛らしい方ですし、ヒロインもできる人だと思いました。お話は他のジブリ作品ほど分かりやすくないというか、なんかよく分からないうちに終わるってところがあります。ただ、一つ一つの場面は、魔法使いのいる世界らしくて見ていてたのしいです。かかしとか火の精の造形もかわいいですし、なんか老人みたいな犬とかかわいすぎます。あと、動く城の造形の素晴らしさ。あれは城と言われれば城だし、乗り物といわれれば乗り物だし、他にない造形をしています。あの城が動くところが見たくて何度も見てしまうし、あの城を描いたり、「粘土とかで作りたいぜ」と人の美術魂をくすぶる造形だなと思います。よく分からないところもありますが、魅力的な作品です。