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いつもと逆
いつもと逆で、とらやの面々が旅行をし、寅さんが留守番するという珍しい展開があり、とてもおもしろいです。
寅さんはいつもは家族に行き先も告げずに旅をして、心配かけているのに、自分が留守番の時は、早く連絡よこせとか、ほんと子どもっぽくて勝手な人だなあと思います。
まあ、その人間臭いところがいいところですし、みんな帰ってくるころには、飯の用意をしたり、風呂を沸かしておいてあげたり、すごく気がきいてて、いい人だなと思いました。
こういうことするから、憎めないのだと思います。
マドンナは岸恵子さんで、画家の役です。画家で、自分をもってて、おしとやかとかそういう感じの人ではないけど、華やかではっきりしていて寅さんも気に入ります。
早々とライバル登場かなと思いきや、金持ちで嫌な奴なのという岸さんはかっこよかったです。
寅さんとも仲の良い友達でしたが、恋愛感情をもたれたら困ると結構はっきりとふられてしまい、かわいそうでした。
まあ、仕方ないですけど。
寅さんは恋のことで寝込んだり、実は繊細な人だなと思いました。
寅さんの昔の友達も出てきて、昔の寅さんの話も聞けました。音楽の先生のエピソードはとてもよかったと思います。
とてもおもしろかったです。