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悲しい未来が見えるなんて
異星人が来て、彼らとのコミュニケーションをはかるためには、まず言語を理解しなければならないというのはもっともな話で、
今までの宇宙人って翻訳こんにゃく的なものを持ってるか、有無も言わさず攻撃してきてたから、当たり前のことをしている本作がとても新しい感じがしました。
こういう仕事を頼まれるのは言語学者なんですね。
意味不明な音から、言語を導き出すなんて、すごいなと思います。
でも、彼女が仕事に就く過程がちょっと荒唐無稽というか、政府関係者がなんで彼女のところに来たのか、そして、なんであんな上から目線なのかよくわかりませんでした。
もう少しスムーズに話に持って行けよと思いました。
そして、本作はその異星人との話がメインというより、彼女に与えられた運命の話がメインみたいなところがあったと思います。
彼女は異星人から未来が見える能力をもらうのですが、そのせいで自分の悲しい未来を知ってしまうのです。
知っていることなのに、回避したらいいのに、それでも娘に会いたいと思う母心に泣いてしまいました。
あれは反則だと思います。地球のため、あんなに尽力した彼女がなんでこんな目にと悲しくなってしまいました。
ちょっと強引なところはありましたが面白かったです。