ポケットモンスター ソード・シールド / ポケモン剣盾 / Pokémon Sword and Shield

ポケットモンスター ソード・シールド / ポケモン剣盾 / Pokémon Sword and Shield

『ポケットモンスター ソード・シールド』とは、株式会社ゲームフリーク制作のNintendo Switch専用ゲーム。『ポケモン』シリーズ8作目。2019年11月15日に発売された。
冒険の舞台は「ガラル地方」。ポケモンバトルが一番人気のエンターテイメントとして楽しまれているこの地方では、ジムリーダーとチャレンジャーがバトルを繰り広げる様子を、多くの観客が観戦しており、応援歌や歓声で賑わう。その様子はさながらサッカーのワールドカップのような熱気である。主人公は幼馴染の「ホップ」と共にこのポケモンリーグにチャレンジし、チャンピオンを目指していく。
本作では、特定の場所でのみポケモンたちが巨大化する「ダイマックス」が導入されている。ダイマックスしたポケモンは巨大化するのみでなく、一部のステータスが上昇する。ただし、一回のバトル中に1回しか使えず、3ターン経過すると元の姿に戻ってしまう。どのタイミングでダイマックスをするかが、戦況を左右する鍵となる。
シリーズとしては初の有料ダウンロードコンテンツが導入された。新しいフィールドやポケモンなどの新規コンテンツを2回に分けて導入する、シーズンパス形式となっている。第1弾の『鎧の孤島』では新舞台「ヨロイじま」にて新キャラクター・マスタードの元で修行に励み、第2弾『冠の雪原』では「カンムリせつげん」を舞台に探検隊の隊長として冒険をする。

4ptom33のレビュー・評価・感想

ポケットモンスター ソード・シールド / ポケモン剣盾 / Pokémon Sword and Shield
7

ポケットモンスター初のswitch作品をズバっとレビュー!

思えばあれはまだ携帯ゲーム機が白黒ドットだった時代。
読書しか趣味がない内向的な小学生だった私の人生を激変させた一本のソフトがありました。
その名はポケットモンスター。
あれから22年、ニンテンドーswitchのハードパワーを存分に活かしたリアルなグラフィックと新要素・ダイマックスを引っ提げた新しいポケモンが私の手元にやってきた!というわけで、さっそく300時間ほど遊んでみました。
まずストーリーですが、序盤から中盤にかけてはなかなかドラマチックな作り。
キャラクターも個性的で好感が持て、話が進むごとに複雑な人間関係が浮かび上がってくるのも楽しいポイントですね。
ただ、ストーリー終盤はかなり駆け足というか展開が強引で、製作時間が足りなくなったのかな‥と不安になるような後味でした。
また、ストーリークリア後に解放されるバトル施設・バトルタワーはこれまでのバトル施設に比べて難易度が低く、対人戦の練習には到底なりません。
せいぜいパーティの試運転に使う程度で、我々対戦勢にとってはかなり物足りないですね。
育成に関してはかなり楽になりました。
ただ、レベリングを消費アイテムに頼ることでポケモンへの思い入れが少し軽くなったような印象を受けます。
苦労してレベリングしてようやく対戦デビューさせる喜び‥という醍醐味を削ったのは、古参にも賛否の嵐を巻き起こしている様子。
また、令和発売のゲームのくせにバグや不具合の多さも気がかりです。
特にインターネット対戦中の回線の不具合はかなり深刻で、3DS時代のほうが安定感があったように思います。
本来、私は病的にポケモンシリーズが好きなのでこういうレビュー評価ではだいたい最高得点をつけるものなのですが、以上の理由から手放しで素晴らしいソフト!とは言えません。
ポケモンの種類を削ったのも選定基準がよくわかりませんし、我々ヘビーユーザーを納得させるにはまだ未熟‥という印象が強い作品でした。