結局、またここに戻ってくる
映画「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air/まごころを、君に」は1997年公開の映画です。
西暦2015年、人類を襲う謎の敵「使徒」と、汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を操縦する14歳の少年少女たちを描いた作品で、当時社会現象ともなった「新世紀エヴァンゲリオン」TVシリーズの完結編を描いた映画です。
物語は全ての「使徒」を倒した後の世界でサードインパクトの発現を目指すゼーレ(敵)と、それを阻止しようとする特務機関ネルフとの戦い、また使徒との融合によりゼーレとは異なる人類の補完を目指すネルフ総司令官ゲンドウ等、それぞれの複雑な人間関係や思惑で語が進みます。
ネルフ施設が次々と破壊・占拠されていく中、主人公の碇シンジは発見され殺されそうになるが、何とかエヴァンゲリオンに乗ることが出来るのですが…
TVシリーズで人気のあったキャラ達がほぼ死亡する様子、それに伴うグロテスクな描写、物議を醸しだしたラストシーン等、TVシリーズのファンの中でも賛否が分かれる作品ではありますが、それだけに未だにファンの間では議論が止みません。しかしながら、映像美や効果的な音楽などの評価は高く、シリーズ完結編を名乗るにふさわしい作品であることには間違いありません。
「気持ち悪い」のに何度も見返してしまう、そんな映画です。