THE BAWDIES / ザ・ボウディーズ

THE BAWDIES / ザ・ボウディーズ

「THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)」とは、2004年に結成されたボーイズバンドである。メンバーはROY、TAXMAN、JIM、MARCYの4人。2009年に『THIS IS MY STORY』でメジャーデビューした。2010年にリリースした2枚目アルバム『THIS IS MY STORY』は、CDショップ大賞を受賞。しかしその年に交通事故のためため5公演を延期することになり、ライブの雰囲気を変える転機となった。

aqua0802のレビュー・評価・感想

THE BAWDIES / ザ・ボウディーズ
10

これぞ絶滅危惧種のロックンロール!

昨今は様々なロックバンドが音楽シーンを賑わせています。ジャンルも多様化し、もはや既存の言葉ではジャンル分けも難しくなり始め、編成も王道の4ピースや3ピースだけでなく、ブラスがいたりストリングスがいたりインストバンドでゲストボーカルを採用していたり。洋楽ではさらにさまざまなサウンドが展開されており、私自身音楽の発展に魅了され続けております。
ですが古き良き時代の音楽も大好きなんです。シンプルなギターサウンドにそれを支えるベースライン、決してテクニックに頼らずだけど表現力のあるドラム。そして何よりバンドの魂のこもったボーカル。
ロックンロールって感情の爆発だって昔の偉い人は言っていたそうです…(根拠なし)。でもそうやって考えるとどんなバンドでも「俺(私)たちがいっちゃんかっけぇんだっ!!!」って胸を張ってればそれだけでロックンロールなんですけどね。なんで基本的にどんな音楽だって好きです。優劣をつける必要があるとは思っておりません。

ですが!そんな私でも皆さんにお勧めしたいバンド、個人的にこれこそがロックンロールでしょって思ってるバンドがあります。それがTHE BAWDIESという4ピースバンドです!全員男でギター×2、ベース、ドラムのシンプルな編成。基本的にBaのROYがボーカルも担いますが、曲によってはGtのTAXMANがボーカルを張ることもあるおっさん手前バンドです!
大好きなこのバンドの魅力を伝えようとすればいくらでも出てくるんですが、シンプルに3点お伝えしたいと思います。

まずは何といってもROYさんのボーカル!
これはとにかく聴いて貰えばわかりますが、日本人離れした力強いハスキー&ソウルフルなボーカルには圧倒されます。曲が全曲英語詩なのもありますが、初めて聞いたときは普通に英国人かと思いました。その歌い方を真似しようとして声が出なくなったこともあります(笑)
これは本当に聴いていただくのが何より早い!

二点目はバンド全体で作り出す曲がとにかくかっこいいことですね!
ギターの二人もめちゃうまいのですがギターソロや前述のボーカルに頼るのではなく、すべてのパートの細部までロックンロールのカッコよさが詰まっているように感じます。自分の気分次第で同じ曲でも全く違う聴こえ方がしてくるので、どれだけ聞きこんでも飽きません!
ハイテンポの曲だけでなくミドルテンポの曲やバラードでもしっかりノレます!

最後はライブパフォーマンスの格好良さ!
CD音源がかっこいいのはそりゃマスタリングしてますからあたりまえっちゃあ当たり前なんですが、彼らはライブでも演奏も歌もハイレベルでこなします!むしろ視覚も加わってより一層魅力的になります。JIMちゃんのギターパフォーマンスは圧巻の一言ですし、縁の下の力持ちMARCYのドラムもかっこかわいいです。そしてROYさんのMC…めっちゃ笑えます。某定番曲に入る前の劇場は最高です。(詳細はぜひライブ会場で)

音楽だけでなくすべての面でロックンローラーでエンターテイナーな彼ら、The Beatlesのにおいをぷんぷんさせてくれる彼らこそ絶滅危惧種のロックンローラーのように感じます。
もし少しでも興味を持った方がいれば、「KEEP YOU HAPPY」「LEMONADE」この2曲を聞いてください!個人的にお勧めです。そこからさらに入り込みたい方はCDやライブをチェック!フェスにもたくさん出ていますよ!いっしょに感情を爆発させましょう!