従来と異なる世界でストーリーが展開される、等身大のULTRAMAN(ウルトラマン)。
円谷プロ製作の特撮番組【ウルトラマン】から数十年後を舞台とする物語で、従来と異なる世界で展開されるオリジナルストーリー。
単行本の累計発行部数は2019年6月時点で300万部を突破している作品です。
最大の特徴は、本作に登場するウルトラマンは宇宙人ではなく強化装甲を纏った戦士という設定にあります。
そのため、本作の主人公は巨大化することはないです。
怪獣は数十年間出現しておらず、主な敵対者は宇宙人となっています。
元々は初代ウルトラマンとは、つながりのない「等身大でスーツを着て戦う」という全く別のウルトラ作品として描かれる予定でしたが、編集部からの要望を受け、方向転換をして今作の様な形になったそうです。
ストーリーは、光の巨人ウルトラマンが地球を去ってから40年後の世界。
かつてウルトラマンと同化していた「早田進」の息子「早田進次郎」が、生まれながらに特殊な力を秘めており、常人とはかけ離れた身体能力を有する高校生。強すぎる力の制御に苦心していました。
ある日、謎の敵「ベムラー」に突然襲われた進次郎は、駆けつけた父「早田進」に助けられ、父こそが「ウルトラマン」だった過去を知ります。
老齢ゆえに追い詰められた父の危機に際し、進次郎は【元科特隊】の井手から与えられた『ウルトラマンスーツ』をまとい、何とかその場を切り抜けます。
そして戦闘後、進次郎は地球に異星人が流れ込んできている現状を知り、父「早田進」に代わる「新たなウルトラマン」になることを要請されます。
かくして進次郎は、地球側の抑止力としての活動をはじめます。
ここまでが序盤のストーリーです。
物語が進むごとに新しい『ウルトラマンスーツ』を装着した仲間が増えていき、異星人との戦いはつづきます。