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バイオシリーズで新感覚の恐怖が楽しめます!
今までのバイオハザードとは一味違うテイストです。従来のゾンビに慣れてきたレオンやクリスなどの主要人物たちとは打って変わり、こちらから顔の見えないイーサンという一般男性が主人公です。彼は妻を亡くし、ある時当然送られてきた彼女が生存しているかもしれないという情報を頼りにとある屋敷に向かいます。
そのため、銃火器を装備しどこかアクション要素が強くなっていたバイオに比べて緊迫感が増しました。謎の多い状態や暗い屋敷からのスタートという点では、どこかバイオハザードの原点に立ち返るようです。
しかし、今回は新たに丸腰の人間が薄暗い中で敵から逃れることが多く、ホラー感が強くなりました。前作までのバイオハザードに慣れている方は、ホラー要素に期待して良いでしょう。一から情報を集めていくので序盤は謎多い電話や車椅子の老女などが不気味ですし、FPS視点のみということもあり臨場感があります。
そのような点では、新たに追加されたビデオテープに映る過去の人物を動かすという初めてのギミックもいい味を醸しています。クリーチャーから逃げまわるストーリー上のミニゲームですが、丸腰の人間を動かす分かなりスリリングです。とはいえ、ウィルスの話などは今までのバイオハザードを引き継いでおり、斬新な設定ながらも丁寧なストーリー構成が伺えます。