不朽の名映画
この作品について少し説明しますと、軍人であるダッチ(アーノルド・シュワルツネッガ-)の率いる特殊部隊が、ゲリラから捕虜を救出するという任務のさなか、高度な科学技術を持つ謎の生命体【プレデタ-】に襲われるというものです。
最初はただのゲリラ対軍人のよく見る構図ですが、開始30分経過するかしないかのところで、ゲリラを殲滅し生き残りであるアンナを案内役にし帰路につく彼らをサーモグラフィーで監視する何者かの視点に切り替わります。
この視点はプレデターのモノで、彼は人間がシカを狩るように、人間を狩りに地球を訪れたハンターでした。
その後脱走を試みたアンナを追ったホーキンスが手始めに狩られてしまいます。
アンナは「見えない何かに殺された」と言いますが、まだ誰も信じません(プレデターは光学迷彩という技術で透明になっているため)。
ホーキンスを捜索する部隊は一人、また一人と狩られていきます。
この時点でダッチは自分たちが獲物として狙われており、倒さずには帰れないと気づきます。
部隊も残り少なくなってきたとき、プレデターの”非武装者は狙わない”という特性に気づいたダッチは生き残ったアンナに武器を捨てさせた後、先に脱出ポイントに向かわせ自身はプレデターとの一騎打ちに臨みます。
戦いのさなかついに追い詰められたダッチですが、なぜかプレデターに認識されませんでした。
このときダッチは全身が泥まみれだったことから、プレデターは体温を感知して追跡していると気づきます。
泥を塗って肉弾戦を挑み、罠の場所に誘い込むことで見事プレデターを撃破します。
プレデターは自爆のカウントダウンを始め、森林が吹き飛ぶほどの爆発を起こします。
ダッチは塹壕のような場所に隠れなんとかアンナとともに脱出を果たす、というストーリーです。
この映画のおもしろいところは、プレデターが人間を狩るだけではなく、人間も罠を仕掛けるなどしてプレデターに対抗するところにあると思います。
一見完全武装しているように見えるプレデターも、泥をかぶるなどして体温を下げるとマスク越しからは認識できなかったり、プラズマキャノンも連射ができないなどの弱点があります。
そこに人間側が気づいていくかどうかに注目して鑑賞するとおもしろいかもしれません。