男はつらいよ 寅次郎紙風船

男はつらいよ 寅次郎紙風船

『男はつらいよ 寅次郎紙風船』(おとこはつらいよ とらじろうかみふうせん)とは、1981年12月29日に公開された日本映画である。『男はつらいよ』シリーズの第28作にあたり、第37回毎日映画コンクール日本映画優秀賞を受賞した。
物語は、柴又に帰港した車寅次郎が同窓会での失意から再び旅に出る場面から始まる。九州の大分県・夜明を訪れた寅次郎は、家出少女の愛子(岸本加世子)と知り合い、気っ風の良い彼女と行動を共にする。旅の途中でテキヤ仲間の常三郎(小沢昭一)の妻・光枝(音無美紀子)と再会した寅次郎は、病床の常三郎から自らの死後に光枝を妻にしてほしいと託される。常三郎の死後、愛子を残して一度柴又へ戻った寅次郎だったが、彼を追ってきた愛子と追撃してきた兄・健吉(地井武男)の兄弟愛を見送ることとなる。
その後、上京して本郷の旅館で働き始めた光枝から連絡を受けた寅次郎は彼女を心配し、柴又の「とらや」へ招く。光枝との将来を真剣に考え、就職活動まで始めた寅次郎であったが、柴又駅までの見送りの際、臨終際の夫の遺言について光枝から尋ねられたことで態度を一変させる。寅次郎が病人の気休めだと誤魔化したことで光枝は安堵し、結果として二人の恋は成就せずに終わる。不採用通知を受け取った寅次郎が再び旅へ出た正月、過去を乗り越えて明るさを取り戻した光枝がとらやの手伝いをする一方で、寅次郎は焼津港にてマグロ船で出港する健吉を見送る愛子のもとを訪れ、晴れやかに手を振り合う場面で幕を閉じる。

1xyoca42のレビュー・評価・感想

男はつらいよ 寅次郎紙風船
10

岸本加世子さんがいい

寅さんに懐く、家出少女役の岸本加世子さんが元気で可愛らしくて好きです。それに、彼女がマグロ漁船から帰ってきて、彼女を叱るにいちゃんに、「いつもいないじゃんかー」と叫ぶシーンは、さくらさんと寅さんとのことを考えさせらていい場面だなと思いました。さくらさんも小さい時はきっと兄さんがそばにいなくて悲しいこともあっただろうな、今でも寅さんがすぐに旅に出ちゃって心配だろうなとかいろいろ思いました。今回のマドンナは、寅さんの仲間の奥さん役の音無美紀子さんです。余命僅かな旦那さんを支える、しっかりした女性の役です。寅さんも、旦那さんに頼まれたからって、死後は彼女の面倒を俺が見てやらなきゃなんて、彼女に失礼だなと思いました。彼女が旦那に怒るのも無理ないです。寅さんは真っ直ぐな人で人もいいし、惚れっぽいから友達に頼まれて、よし、俺がもらってやらなきゃとか思ったんでしょうけど、マドンナの気持ちを置いてけぼりなところがありましたね。寅さんも反省したことでしょう。にしても、ひどい旦那だなぁと思います。でも憎めない感じです。あと、満男が大きくなって、結構いい演技をしてるっていうか、セリフとかも増えて面白いです。吉岡くんはやっぱりいいなぁと思います。