ヲタクに恋は難しいコミック版の感想
まず、ヲタクに恋は難しい、という作品は漫画版とアニメ版と実写映画版の3種類があり、それぞれの良さがありますが、今回レビューさせていただくのは、漫画版です。
実写映画をみて漫画版に興味がある!という方や、そもそもタイトルは聞いたことあるけど、どんな作品なのかはよく知らない。という方にぜひ読んで欲しいのですが、そもそも、「ヲタク特有の世界」がある。というのを前提にして欲しいのがひとつあります。
ヲタクにも種類があるからこそ、好きなものが違う、意見が合わない…などなど、様々な問題がある中で主人公たちカップルはどんな風にヲタクと恋愛を両立するのか…そもそも出来るのか…といったお話です。
主軸のカップルはBL好きないわゆる腐女子の桃瀬成海と、ハイスペックゲームヲタクな二藤宏嵩の2人。桃瀬成海は、たくさんのジャンル(コスプレ、乙女ゲーなど)を広く浅く、なタイプ。しかしヲタクがバレるのを何よりも恐れている、かわいくあざといダメOL。そんな成海の彼氏である二藤宏嵩は、仕事が出来て顔もよし、だけど人の名前が覚えられない廃人ゲーヲタ。
2人は幼なじみでなんやかんやで付き合う訳ですが、まぁ上手くは、というか「普通の」恋愛ができる訳もなく。ヲタクな2人が恋愛とヲタクを両立で頑張る。そんなお話です。
そしてそこに2人を影で支えるトラブルメーカーな先輩カップルの小柳花子、樺倉太郎の2人が登場。小柳花子はコスプレイヤー、樺倉太郎はライトヲタク(そこまでのめり込まないタイプ)なのだが、この2人がとにかく喧嘩っぱやくてトラブルメーカー。
2人ともジャンルの違うヲタクな分、考え方などの違いで喧嘩をしてしまいます。でも、しっかり先輩らしく成海と宏嵩のカップルを支えてあげる。
そんなてんやわんやな4人がヲタクを楽しみ、恋愛に苦戦する。それがヲタクに恋は難しい。日常的なほのぼのしたお話も、ヲタク全開なお話も、しっかり恋愛しているお話も、
色々なお話があって、しっかり前に進んでいく。
ヲタクな人はあるある!と共感できるシーンが多くあるでしょうし、ヲタクじゃない人はこんなイベントがあるんだ、こんな風になってるんだ等、新しい「ヲタク特有の世界」がまっている。
そんなヲタクに恋は難しい、漫画版をぜひ、手に取っていただきたいです。