こいつを見なきゃモグリだぜ。
とにかく、インストジャズなオープニングからしてカッコいい!!のです(音楽監督は菅野よう子さん)近未来の火星を中心にした、太陽系宇宙が舞台のカウボーイ(賞金稼ぎ)たちの物語。1話ごとのオムニバス式アニメでもあるので、最初からは勿論、気になるタイトルから観ていっても入り込めます!キャラクターや世界観、モノ・マシンという小型宇宙船群、何より各話の音楽コンセプトが素晴らしく、テーマにして即興のような、ライブ好きにはたまりません。宇宙船ビバップ号のクルーたちである、主要人物トリオの声優陣も超豪華は(スパイク=山寺宏一さん、フェイ=林原めぐみさん、ブラック=R. I. P 石塚運昇さん)粋にあふれ、時に気怠く悩ましく、身勝手なようで自分のポリシーは貫き通す、大人の心意気を見せつけてくれます。クールなユーモアやニヒルな笑い、そして名言も豊富です。もちろんハードボイルドなばかりでなく、居候の犬アイン&13歳の天才・天然ハッカーエドも和ませてくれます。登場するサブキャラ達もイイ味出しています。各話にクセの強い、ドラマ溢れるキャラクターも登場し、伏線が張られているのを紐解く面白さも見逃せません。コメディあり、キャラクターの過去や謎あり、家族や絆のドラマがあり、愛憎劇あり…SFアクション・ドラマティック音楽絵巻です。ジャズ、ロック、メタルにバラード、ヒップホップ…ブルースを愛するなら、必見です。