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派手ではないが笑える獣医学部のお話
動物のお医者さんは佐々木倫子さんが書いた全12巻の漫画です。
主人公西根公輝(通称ハムテル)と友人の二階堂がひょんな事から獣医学部のキテレツな教授、漆原教授から子犬を飼って欲しいと言われたことにより、北海道大学の獣医学部に入り、獣医を目指すまでのお話です。
この子犬はシベリアンハスキーで強面ですが、中身は可愛くて優しい女の子チョビといいます。
ハムテルが元々飼っていた猫のミケや鶏のヒヨちゃんから理不尽な攻撃を受けてもあいたっなどと平和な反応でとても癒されます。
佐々木倫子さんの描く動物はとても緻密で本物に近いので、読み終わった頃には動物愛が深まる事間違い無いでしょう。
動物だけでなく人物のキャラも個性的で、主人公のハムテルは幼少の頃からおじいさんのような落ち着きを持ち、二階堂は獣医を目指しているのにかかわらずネズミが死ぬほど嫌い。そして北海道大学で会った先輩の菱沼聖子と3人でよくいるようになりますが、動物に嫌われる、低血圧、喋るのが遅い、服が派手など個性豊かな女性なのでハムテルと二階堂はほどほどに振り回される事になります。
この漫画の面白い所は、少女漫画ではありますが恋愛が一切発生しない所です。
見ていて平和な気持ちになるので、ぜひお勧めします。