賢者の孫 / Wise Man's Grandchild

賢者の孫 / Wise Man's Grandchild

『賢者の孫』とは吉岡剛によるファンタジー小説及びそれを原作とした漫画、アニメ作品である。
小説は2015年1月より『小説家になろう』にて連載されている。小説版は菊池政治がイラストを担当し、ファミ通文庫より書籍化されている。ヤングエースUPにてコミカライズも連載されており、緒方俊輔が作画を担当している。外伝作品に、マーリンとメリダの若かりし頃を描いた『賢者の孫 Extra Story』のほか『賢者の孫SP おじょうさま奮闘記』、『賢者の孫SS』がある。

edono78y3のレビュー・評価・感想

賢者の孫 / Wise Man's Grandchild
8

アニメ化された中では珍しい

基本的には主人公がめっちゃ強いアニメ。
ただ、アニメになった話数だけでは異世界「転生」の部分はそんなに出てない。話の展開としては出てくる敵が初っ端から強いため主人公の周囲にいる、いわゆる「普通」の力を持ったキャラでは太刀打ちできないことになってます。
主人公の強さの秘密は物語開始直後に語られますが、個人的なおすすめポイントは転生先の世界で主人公のじいさんの一般常識教えるの忘れてたーってところしょうね。
本編が始まって主人公が学校に通うことになるんですが、その入学試験で常識外れの魔法能力を見せたことで入学試験主席に認定。そして出来た友人から主席も一般常識は落第と言われます。ただ、その常識外れの能力や転生先の世界での一般常識の無さに主人公の友人たちは助けられることになります。
この作品が他のなろう系作品(少なくともアニメ化された中では)と違うと感じられる部分は、主人公とヒロインの恋愛部分がしっかり描写されているところ。どっかのハーレムアニメや、性、フェチだけを煽って恋愛感情が芽生えないアニメと違って恋人関係に発展します。なんだかんだここが一番のお気に入りポイント。ここについては主人公の学友の一人である王族が一役買いましたね。
常人には倒せないモンスターをストレス発散で消滅させるシーンも見どころの一つ。
シリアスなシーンでは魔力が暴走した学友(ただこいつ悪いやつ)を殺すところや、戦争の前哨戦みたいなところで魔物を殺すシーンなんかもあり、魔物の殺し方が首を斬り飛ばすところは流石深夜アニメ。
ネット上の一部の掲示板では武器の構造にケチがついてたりもしますが、個人的には気になりませんでした。