アメコミヒーロー洋画感想
2019年に公開されたマーベルコミックのヒーロー達がクロスオーバーを果たす「アベンジャーズ」シリーズ最新作にして同シリーズの最終作に位置する作品です(MCUの世界観の作品自体は継続されますが、アベンジャーズのシリーズとしては一区切りという形となります)。
前作インフィニティウォーで最強の敵サノスに敗北し、仲間を含めた全宇宙の生命の半分が消された世界で残されたアベンジャーズメンバーが消滅させられた人々の救出のため、最後のミッションに臨む流れとなります。
最終作だけあって、公開前では大半の情報がシークレット扱いを徹底していたため、大胆な歴史改変もののストーリーとなってMCUの歴史を改めて振り返ることになったりと予想の斜め上を行く展開に驚きました。
また、サノスを倒し世界を救ったのと引き換えにトニーが戦死したり、全てが終わった後、異なる時間軸の中で本来の歳をとり平穏な人生を生きるキャップの姿などは本当に本作がアベンジャーズの終わりなのだと改めて実感させられました。
とはいえ感動できるシーンが多いのですが、ハルクの姿でも人格を保てるよう処置したバナー博士などユーモラスなシーンも散りばめられていて3時間越えという長丁場を乗り切れるよう工夫されています。
戦闘シーンではなんといってもクライマックスのアベンジャーズ・アッセンブルのシーンが圧巻ですね。