花のズボラ飯

花のズボラ飯

『花のズボラ飯』(はなのズボラめし)とは、原作を久住昌之、作画を水沢悦子が務めた漫画作品である。2009年に『Eleganceイブ』(秋田書店)で連載が開始され、単行本は全3巻が刊行された。さらに宝島社の『このマンガがすごい!』2012年版オンナ編の第1位を獲得する。本作は、夫が単身赴任となってしまった主婦の主人公・駒沢 花が、毎日のごはんを手抜きメニュー(ズボラ飯)で乗り切ろうとするグルメ漫画である。2012年には倉科カナが主演を務めた連続ドラマが放送された。

2aloli_charlesのレビュー・評価・感想

花のズボラ飯
8

うまそう!

ズボラ飯の名に違わず、ほんとにズボラでも作れる飯です。最初のシャケトーストなんて、料理と言えるの?という料理ですが、そういうもののほうがうまいし、作りやすいし、参考になります。料理は最初の方はほんとひどくて、話が進むうちに、料理っぽいこともするようになったという感じです。ズボラ主婦の花ちゃんは体中で美味しいと表現していて、読むと同じものを食べたくなります。それに出てくるのはすぐにできるものもあるし、読むとついつい食べちゃってダイエットの敵的漫画と言えるかもしれません。まあ、食べている描写が妙に色っぽいというか、狙ってる感があるのは否めませんが、そこもお約束というか、この漫画の魅力なのでしょう。女の私としては、最初そこがあまり受け入れられませんでした。でも、慣れてしまえば、なんてことないです。お話は、いつも大したことなくて、ただの日常です。大体家で家事を貯めてボーとして、旦那さんと電話してたりします。ズボラに楽しく生きて、時々毒を吐いてる花ちゃんが好きになります。でも、子どものこととか旦那さんと離ればなれ生活だとか、実はいろいろ悩みもあって、それがちょこちょこ見えるのがちょっと切なくていいです。