カイジシリーズ / Kaiji series

カイジシリーズ / Kaiji series

「カイジシリーズ」とは、福本伸行による漫画『賭博黙示録カイジ』とその続編『賭博破戒録カイジ』、『賭博堕天録カイジ』、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編』、『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』の総称である。自堕落な主人公・伊藤開司(カイジ)がさまざまなギャンブルに巻き込まれる中で描かれる人間の心理戦や生き様が人気を集める。

rhmtdw5のレビュー・評価・感想

カイジシリーズ / Kaiji series
7

藤原竜也がいい

藤原竜也のカイジはとてもすてきでした。特に、地下でペリカを貯めなきゃいけないのに、ビールの誘惑に負けて、飲んでしまうところとか、まさにカイジでした。悪魔的だっていうセリフとか、キンキンに冷えてやがるってセリフとか、聞くと笑っちゃうけど、それだけ辛い生活なんだろうなと思いました。カイジってギャンブルのときはすごいけど、いつもはクズというかダメっぽいので、藤原竜也さんの演技プランはあってると思いました。確かに最後の最後、天海祐希さんにやられるところは馬鹿すぎでしたが概ね良かったと思います。あの飲みっぷりだけでも映画を見た価値があります。班長もいい人そうで実は嫌な奴てのがすごく表現できていて、地下編は大体いいのですが、チンチロがないのが残念です。あと、鉄骨渡りについても最後の大仕掛がないので残念です。役者の演技とかは概ね良かったけど、ギャンブル部分があんまりでした。やはり、カイジはギャンブルのときの心理描写とか漫画でも長いなと思えるくらい、丁寧に描いているので、それを2時間ほどの映画に収めるのは難しかったのだと思います。これはもう、漫画とは別物もして楽しんだ方がいいかもしれません。そう考えるとなかなか面白い作品です。