バーレスク / Burlesque

バーレスク / Burlesque

『バーレスク』とは、2010年に公開されたアメリカのミュージカルドラマ映画である。監督はスティーブン・アンティンで、主演はクリスティーナ・アギレラが務めた。ロサンゼルスのストリップクラブである「バーレスク」を舞台に、物語が展開されていく。バーレスクでは女性達が様々なショーを行なっている。片田舎で育った主人公アリは、歌手になる夢を追いながらロサンゼルスへと向かい、その後バーレスクの舞台で才能を発揮し、スターダムを目指す。

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バーレスク / Burlesque
10

どん底人生でも努力次第で成功を掴める!と希望を与えてくれるミュージカル映画

アイオワの田舎町で賃金が支払われない等のブラックなレストランでウェイトレスをしていたアリ。そんな生活から抜け出したいと常々思っていたアリは、思い切って仕事を辞めてしまいます。宿と仕事を探しながら行き着いた先がロサンゼルスの「バーレスク」です。そこで「バーレスク」のショーを観て一気に引き込まれたアリはステージに立たせてもらえるように自分を売り込み始めます。経営者のテスは最初は目もくれていませんでしたが、アリの必死さに根負けしてショーに出ることを許可します。ダンスもメイクも下手で悪目立ちしていたアリに、母親代わりのようにテスは指導し始め徐々に仲良くなる二人。そして、とあるハプニングでアリには素晴らしい歌声があることが発覚し才能を開花させていきます。
最初はお金も仕事もコネもない状態で、経営者は自分に見向きもしてくれない【どん底】でしたが、自分を必死に売り込むことで成功の一歩を踏み出し始めています。私はこの部分を見たときに、自分だったらアリみたいに自分自身を売り込む勇気が無く挫折してしまうなと思いました。そして、成功するかしないかはこの勇気という一歩を踏み出せるかどうかなんだと感じました。
よく海外のこのような段々と成功していくストーリーでは、主人公が成功とともに態度も大きくなり1度破滅の道を歩んでしまったりすることが多いと思います。しかし、バーレスクでのアリは舞台に立っていても決して奢らず、傲慢な態度を取るようなシーンはありませんでした。寧ろ、ステージをよくするためにアイディアを出すなど積極的に貢献していたと思います。
本物の成功者というのは、努力の結晶なんだなと改めて感じられるストーリーだと思います。また、アリ自体が普通の女性であるため親近感を持ちやすいので感情移入もしやすいです。
普通のミュージカル映画では味わえない作品だと思います。是非一度視聴してみてください。