男はつらいよ 寅次郎真実一路

男はつらいよ 寅次郎真実一路

『男はつらいよ 寅次郎真実一路』(おとこはつらいよ とらじろうしんじついちろ)とは、1984年12月28日に公開された山田洋次監督による映画作品。渥美清主演によるコメディ映画「男はつらいよ」シリーズの第34作である。マドンナ役に大原麗子、失踪するサラリーマン役に米倉斉加年を迎えて制作された。
物語は、柴又に帰ってきた車寅次郎が、上野で出会った仕事中毒の大手証券会社課長・富永と意気投合するところから始まる。富永の自宅に泊まった寅次郎は、その清楚な妻ふじ子に心を奪われるが、間もなく富永が過労と現実逃避から失踪してしまう。悲しむふじ子を励まし寄り添う寅次郎は、彼女とともに富永の郷里である鹿児島県枕崎や鰻温泉へと捜索の旅に出る。富永を見つけられないまま帰京した寅次郎は、失踪した夫が戻らないことをどこかで願ってしまう己の醜さに葛藤し苦悩する。しかし無事生きて戻った富永とふじ子の再会を見届けると、晴れやかな心で再び旅へと出ていくのだった。
興行的に大きな成功を収めた本作は、第3回ゴールデングロス賞において優秀銀賞およびマネーメイキングスター賞を受賞している。

6vshiratamamaのレビュー・評価・感想

男はつらいよ 寅次郎真実一路
10

自分の醜さに気づく

自分は醜いと落ち込む寅さん。夫が失踪中の人を好きになり、そのことで自分の醜さに気がつく話です。落ち込む寅さんに御前様や、博さんがかける言葉が素敵です。自分の醜さに気がつくことはいいことだみたいなことをいうのですが、ほんとにその通りだと思います。あけみちゃんも言ってましたが、寅さんは三枚目だけど、こころは2枚目です。寅さんがついてきてくれて、どれだけマドンナも気が楽になったことでしょう。マドンナは大原麗子さんです。2回目の登場ですが、やっぱり綺麗な人ですね。少しさみしげなところがまた、男心をくすぐるのでしょうか。そんな気がします。マドンナの夫役の役者さんはおとこはつらいよシリーズによく出ています。結構三枚目の役が多かったのに、今回は綺麗な奥さんをもつエリートさん、出世したなって感じです。まあ、今回も幸せってわけじゃなく、悩んで失踪してしまうのですがね。また、タコ社長の娘のあけみちゃんも目立つ話なので好きです。タコ社長さんらは怒るけど、やっぱ作ったもののこと言われたら、そりゃあ腹立つに家出したい気持ち、わかります。あけみちゃんはここからしばらく出てきてくれるのでうれしいです。あともう一つ、オープニングバックもおもしろかったです。