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ブルースウィリスの体をはった演技がいい。
ブルース・ウィルス主演のこの作品は過去と未来の自分に出会うというタイムスリップをモチーフにした映画です。未来からくる犯罪者を仕留める殺し屋ですが、ある日未来の自分が送られて来たというストーリー。しかもそのシステムを作り上げたレインメーカーは、未来の世界では極悪だから現代の子供のうちに殺してしまおうという設定。
途中から繰り返される悲劇ということで、実は予想はついてしまう内容でしたが、どうしてもラストが見たくなってしまう作品でドキドキしました。最終的には、主人公は自殺してしまうのですが、どうにか生きながらえて欲しかったなと言うのが正直な感想です。
誰かを守るため未来を変えるため、過去に戻って芽をつむという設定は、多くの映画に見られるのですが、パラレルワールドとして新たな可能性を秘めるものやハッピーエンドでないと視聴者側としては、心のモヤモヤが晴れずに終わってしまいます。
自分の身を投げて未来を変えたり、子供を守るくらいの性格なら、そもそもこんなストーリーにはなってなかったんじゃないかな?とも考えられますし。この手のストーリーでは今までにない新たなラストエンドが作られたら良いと思います。
ブルース・ウィルスの体を張った体当たり的な演技はやはり素晴らしいものがありました。
追われて隠れて、銃撃戦を繰り返すとこちらも胸の鼓動がドキドキして楽しめました。