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お弁当を通した親の愛
反抗期を迎えた高校生の娘に3年間、キャラ弁を作り続けたシングルマザーの実話を基にした作品。
愛情たっぷりのお弁当を作り続ける肝っ玉お母さんでを演じるのは、篠原涼子さん。
口をまったく聞かない娘にめげず、ひたむきにキャラ弁を通して娘とコミュニケーションを取ろうとする様をコメディタッチに上手く演じています。
そして、そのお母さんに反抗しながらお弁当を食べ続ける娘を演じているのが芳根京子さん。
本当はお母さんのことを大切に思っているのに、素直になれない思春期特有な感じを上手く演じています。
舞台は八丈島になっており、全体的にほっこりしたアットホームな雰囲気がこの作品にマッチしています。
キャラ弁の完成度は高く、その当時流行っていた芸人(小島よしお、スギちゃん)や漢字クイズなど見ていて楽しいものばかりです。
全体的にコメディーなので、思わず声を出して笑ってしまうシーンも多く、肩の力を抜いて見られる映画です。
でも、感動のシーンもしっかりあります。特に高校生活最後のお弁当は、お母さんの愛情が最大限に込められたもので娘の芳根京子さんと同じタイミングで思わず涙してしまいました。
まさに、笑いあり涙あり心温まる素敵な作品です。