池井戸色が全開!大企業が抱える闇を、野村萬斎がぶった切る!
原作が池井戸潤さんの映画です。
彼の映画らしく、大企業の闇と戦うミステリー。
現代の「結果が全て」に意義を唱えています。
鑑賞が終わった後は、仕事ってなんだろう…と考えさせられました。
人生100年時代に突入している今。
今後の働き方を見直していくきっかけになる作品です。
映画の雰囲気は、ミステリーというだけあり、全体的には暗め。
どんよりとした雰囲気ですが、メリハリがあるので鑑賞していて飽きません。
考えもつかないような独創的なストーリーと、綿密に組まれた脚本。
そして、脇を固める豪華な俳優陣。
主演の野村萬斎さんが素晴らしいのはもちろんですが、脇を固める俳優陣も実力派揃い。
どのシーンを見てもドキドキします。
原作・脚本が素晴らしいということもありますが、誰1人かけてもあの緊張感は成り立たないという、絶妙なバランスです。
圧倒的な世界観に、あなたも引き込まれることでしょう。
特に印象に残ったのは、エンドロール。
あんなエンドロールを見たのは初めてです。
通常、映画のエンドロールというものは、作品の余韻に浸る時間です。
作品によっては、長くつまらないと感じることも多々あります。
けれど、七つの会議のエンドロールは、今までのエンドロールの常識をひっくり返しています。
あれ?これがエンドロールなの?と、あっけに取られます。
けれど、この斬新なエンドロールこそが、この作品の真実です。
鑑賞して、自分の仕事に対する考えと向き合うことを推奨します。