キャッツ

2sHinata0420のレビュー・評価・感想

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キャッツ
6

そんなにひどいかなぁ

アメリカで公開直後から酷評の嵐で、公開後に修正が入ったりしました『キャッツ』ですが、どんなものかと自分の目で確かめた結果、どこがそんなにダメなの?といった感想です。
たしかにストーリーは「今宵、一匹の猫が選ばれる」というそれだけです。
でも歌も踊りも文句なしの最高レベルだし、個性豊かな猫たちはちっともいやらしくなんてなくて、主人公であり観客誘導係のヴィクトリアは見守りたくなる可憐さだし、テイラー・スウィフト演じるボンバルリーナも小悪魔的にかわいいし。
最初から最後まで発情しているなんて、全然感じませんでした。
本家の舞台が大好きな方にはいろいろ言いたいことがあるのかもしれません。
良くも悪くも映画ではクローズアップなんかができるので、ついそちら重視になって、全体が見渡せなかったりということはあったかもしれません。
舞台の迫力にかなわない部分が。等身大の猫にはすぐに慣れます。くねくね踊りますが、いやらしくはないです。
そんなことより、歌を聴いてください。ダンスシーンを見てください。すべてが生歌だなんて信じられません。
レ・ミゼもそうでしたが、こちらは踊りながらです。
結末として、空高く高く飛び立ったグリザベラがどこへ行ってしまうのか、どんなふうに生まれ変わるというのかは気になりますが。