遠い空の向こうに / October Sky

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遠い空の向こうに / October Sky
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地味目男子の甲子園

炭鉱の町で、ロケットづくりに明け暮れた青春の話です。その町は貧乏で、大学に行けるのはスポーツ奨学金をもらえる人だけみたいなところで、科学発表会での優勝、奨学金を目指すみたいな話で、スクールカーストでいえば下の方の地味目男子が活躍する話なので、共感できました。スポーツみたいに、ぱっと見、派手ではないし、頑張りも分かりにくいかもしれませんが、ロケットづくりだって、めっちゃ頑張ってるし、努力しているし、そういう青春もありだと思いました。よく、さくらももこさんが私も絵を描いて描いて描いてたけど、あまりほめられなかったみたいなこと言っていましたが、ほんと、世の中はスポーツに目を向けすぎです。勉強のほうでも、青春映画は作れると分かった映画でした。出てくる大人も素敵で、主役のお父さんは、炭鉱を愛しているし、だから息子にもついで欲しいと思っただけだし、2人がぶつかるのもよくわかるなと思いました。先生は、あまり自信のない生徒にも、ヒントを与えてくれたりして、いい人だし、ああ、なんでいい人が早く亡くなってしまうんだと思いました。ロケットが空を飛ぶ場面では興奮しますし、ぜひ、子どもに見せたいなと思う映画です。