大人でも昔を思い出しながらプレイできる。
『ダンガンロンパ』等で有名な、スパイクチュンソフトの前身であるスパイクが1999年に発売したプレイステーション用のソフト。プレイヤーは中学の同級生のナオ・サンゴ・クルミの中から随時誰かを選択しながら、街に流れる噂を検証していきます。
噂の内容が霊に関するものも多いことから、ホラーっぽい演出が多々ありましたが、(パノラマビューにいきなり突入した時はかなり驚きました)それよりも全体に漂う、どこか懐かしい空気感が良かったです。東京都日野市をモデルとして街並みが作られたという話なので、いつか一度、完全に現代の街並みに変わる前に行ってみたいと思っています。
また、それぞれのキャラクターも立っていて(ナオ→普通すぎるくらい普通の男の子、サンゴ→目に見えるものしか信じないリアリストかと思いきや年相応の女の子らしい繊細な面もある、クルミ→意思の疎通が難しい時もあるが天真爛漫)サブキャラも含め、自分が中学生の時にもこういう子いたな〜とその面でも懐かしくなりました。一番最高のエンドでも若干の寂しさを残す結末を含めて、ノスタルジックな雰囲気が漂う作品でした。
プレミア価格がついているのが難点ですが、もし出会う機会があれば他の人にもオススメしたい作品です。