死者はだれ?
主人公の榊原亘一(さかきばらこういち)は、病気療養の為に夜見山北中学校に転校してくるところから物語は始まります。
亘一は3年3組に入り、自己紹介の時にクラスメイトから何かに怯えたような雰囲気を感じ取っていました。
最初はなぜ怯えた雰囲気があるのかわからなかった亘一ですが、クラスメイトと話すうちに3年3組にはあるルールが存在する事を教えられます。
それは1人のクラスメイトを「いないもの」として扱うというルールでした。
そのルールが出来てしまった原因は数十年前の3年3組の話まで遡ります。
過去の3年3組では体の弱い生徒がおり、その子は卒業を待たずに病気で亡くなってしまいます。
その事を悲しんだクラスメイトはクラス全員で亡くなってしまった友人がまだ生きているという形をとり、死んだ事を無かった事にして学校生活を送る事にしました。
ですが、その行動がこれから数十年と続く3年3組の悲劇を生み出すことになってしまいます。
翌年の3年3組の生徒は、原因不明の事故や病気で多くの死者を出すことになりました。
それから何年も同じ現象が続き、その現象は「災厄」と呼ばれる事になります。
災厄から逃れた生徒達が、経験測からある規則性がある事を見つけだす事になります。
1、3年3組には死亡者が出る年、出ない年があり、始まるまでどちらか分からない。
2、3年3組には1人だけ過去に災厄で死んだ生徒が紛れ込んでおり、災厄を止めるには死者を見つけだし、再度殺すしかない。
3、死者に関する記憶、記録は書き換えられており、違和感無くクラスに溶けこんでいる。死者も自分が死んでいる事には気づいていない。
4、災厄が発生する前の年のように、クラスメイトの1人をいないものとして扱えば、災厄が止まる年もある。
サスペンスホラー系のアニメとなっております。
シリアス要素がかなり強く、グロテスクな表現も多い事から視聴の際は注意が必要です。
最終話は予想を良い意味で裏切った展開となりますが、視聴しながら予想を立てて見るのも面白いかもしれません。