家族の絆に感動しました。
シングルマザーの話はよくありますが、この漫画はシングルファーザーたちの話でとても新鮮な世界観でした。
それに、両方とも母親がどこか遠くへ行くために預かってもらったり、本当に離婚していたりと環境も違う、そんな二つの家庭が共同生活するのってとても大変なことなんじゃないかなと思いましたが、何度も衝突しながらも親子同士の絆を強めていくところが素敵だなと思いました。パパと親父で頑張って母親代わりをしようと料理教室にまで通っちゃうパパたちも可愛いし、それを子供たちと一緒に料理しながら参加しているのがなお微笑ましくて癒されます。
これでだんだん母親がいなくても幸せな家庭なのでは?と思いきや、やっぱり子供、母親が恋しくなるときがあるのだなというシーンもあって、片方は会えているのにもう片方は全然会えないし連絡もできないことに、子供ながら拗ねていじめてしまう始末に、やっぱり母親の存在って凄いのだなと実感しました。どんなに父親との絆を深めていても、小さい子供にとっては母親が一番必要な時期なのだなと思うと、自分に子供ができたときにこうしてあげたいな、絶対こんなことはしたくないと思ったので、とても勉強にもなりました。
少しずつ育まれていく歪な親子たちの絆に感動します。