主人公がとことん落ちていき、這い上がる姿は圧巻
この作品は、主人公・岩谷尚文がとある図書館で古びた本を読んだのが始まりです。
その本を読んだ瞬間光に包まれ、異世界転生してしまいます。ほかにも転生者がいて、それぞれ剣の勇者、槍の勇者、弓の勇者、盾の勇者とよばれ、主人公は最弱といわれている盾の勇者として異世界に転生されました。
国王からこの世界には波と呼ばれる現象が起き、そこで魔物が大量発生するので討伐するには転生してきた勇者の力が必要と説明を受け、波に向けて力をつけるため旅に出るのでその仲間を募ったが、盾の勇者である主人公は案の定仲間が現れずにいました。
そこに槍の勇者の仲間としていた国王の娘であるマルティが盾の勇者の仲間になりたいと申し出ます。そしてマルティに帝都の案内をしてもらい武器を買い装備を整えた後で雑魚モンスターを狩り、そして宿に泊まり一日を終えました。しかし起きると主人公の持ち物、装備、お金、仲間であるマルティが無くなっていました。主人公はマルティを探しに行きますが、国王の兵に囲まれ王宮の国王の間へと連行されます。そこにマルティがいて、マルティが昨夜主人公に襲われたと国王にウソを言ったのです。主人公は弁明を図るも、この異世界は女性優位の社会となっているので、女性であるマルティの証言がある以上、主人公は弁明できず、強姦魔として汚名を受けることになってしまいます。
しかし、物語後半で女王が現れ、その女王によって主人公の汚名は返上されます。その汚名返上されるところがスカッとしてよいです。ですが前半は主人公をとことんまで落すので、それが苦手な人にはお勧めできないかもしれません。がそれが大丈夫な人にはお勧めです。