鉄拳チンミ(Ironfist Chinmi)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

著者前川たけしにより月刊少年マガジンにて1983年12月号より1997年2月号まで連載した漫画作品。全35巻。続編に「新鉄拳チンミ」、「鉄拳チンミLegends(レジェンズ)」と続く長編ストーリー。番外編には「鉄拳チンミ外伝」がある。
類稀な拳法の才能があり、陽気な性格の少年チンミが大林寺にスカウトされ入門することから始まる成長ストーリー。

ツエン

第一海兵部隊隊長。その実力はチンミ、シーファン、タンタンの3人を一度に相手をしても圧倒する程。また、自身が闘いながらでも部下に的確に指示を出すなどとっさの判断力、指揮する能力もかなりのもの。

ゼイガン砦

ガンテイ

2本の剣が重なり1本となっている「黒翼剪剣」を自在に扱う。性格は残忍。表面上ゼイガンには従順だが密かに麻薬売買で利益を上げ勢力を強化し、自らが頂点に立つという野望を持つ。ゼイガン砦の十人衆の中でも別格の実力者。

武術・技

大林寺拳法(だいりんじけんぽう)

由緒ある大林寺が伝える歴史と伝統の拳法。各地の同門の寺においても武術指導をおこなっているためその名は誰もが知るところ。身体と共に心を鍛錬することに重きを置く大林寺拳法は個性はさほど無いが一つ一つの技が洗練されているため、大林寺拳法の使い手イコール強者という認識が一般的となっている。

通背拳(つうはいけん)

大林寺拳法奥義。気功術の最高峰に位置付けされている。ヨーセン道士の下、厳しい修行の末に体得して以来チンミの代表的な技となっている。

雷神(らいじん)

活人拳である大林寺拳法秘伝の奥義にも関わらず唯一の殺人拳。自らの経穴の天(額)、地(みぞおち)、最後に人(のど)を突き完成する。これまで師範に伝承はされてきたが体得できた者はほとんどいなかった。主な使い手はチンミ、ヨーセン道士。昔ヨーセン道士が実戦で使ったが、そのあまりの威力に封印されることとなった。

捻糸棍(ねんしこん)

チンミの親友でありライバルの根法の使い手シーファンが独自に編み出した必殺技。根の突きに回転を加えて威力を増幅させている。その威力は凄まじく岩をも砕くほどである。

『鉄拳チンミ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

おのれに限界をつくるな

大林寺に入門して以来メキメキと力を付け、いつしか慢心していたチンミ。そんな折、ソシュウ禅師とその弟子シーファン(後にチンミの親友そしてライバルとなる)に出会う。一見ひ弱そうなシーファンとの初手合わせでチンミは一方的に敗れてしまう。落ち込みやる気を失っているチンミにソシュウ禅師は二匹のノミを見せる。一方は大きな箱に入っていたノミ。もう一方は小さな箱に入っていたノミ。それらを外に出すと大きな箱のノミは高くジャンプしちいさな箱のノミは少ししか飛ばない。結局実力の差だと言いたいのかと憤慨するチンミに放った一言。自分はここまでと決めつけては本当にそこまでしか飛べなくなってしまう。小さな箱から出て大きく飛べるようになって欲しいと願うソシュウ禅師の深い教え。

信頼は作るんじゃなく生まれるものさ

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