妹が婚約者!?『この中に1人、妹がいる!』

2012年夏に放送されていたアニメ『この中に1人、妹がいる!』に関する記事です。この作品は転入先の高校で生涯の伴侶を探すことになった主人公が、そこで女の子と仲を深めていく物語です。この記事では登場する可愛らしいキャラクター達と主人公に立ちはだかる障害について紹介します。

帝野清流会と呼ばれる帝野グループ内外におけるトラブルを秘密裏に解決する特務機関のメンバーです。幼い頃に生き別れた父親を探すために、本来は男しか入ることの出来ない清流会に性別を偽って所属しています。編入後に熊五郎の身辺を探っていた将悟を不審に思い彼と接触しました。その後、将悟の言う「妹」から彼を守るために深流院学園に男として編入します。「妹」との結婚を防ぐために「自分が将悟と結婚すればいい」と提案しますが、将悟に拒否されます。隠密行動を得意としていますが、性知識や羞恥心に乏しく、将悟の部屋に全裸でうろついたり、男装のまま将悟を誘惑することがあります。実は「水谷衣楠」は偽名で、本名は明かされていません。

可愛らしいヒロインに囲まれながらも

本作の主人公である帝野将悟は、こんな可愛いヒロインに囲まれながら煩悩を抱えつつも、一線を越えられない理由がありました。それは「妹」の正体が掴めていないがために、自分が生涯の伴侶として選ぶ相手が本当の妹であるかもしれないからです。仮に本物の妹と婚約してしまい、そのことが明るみに出てしまったら、世界的大企業「帝野グループ」のスキャンダルとして取り上げられてしまいます。さらには、帝野熊五郎に隠し子がいたことの証拠にもなってしまいます。そのため、彼は「妹」の正体を暴いて内密にこの件を解決するために奮闘します。
また、普段は隠していますが、額に大きな傷跡を持っていて、その傷は昔に交通事故に遭いかけた心乃枝をかばった際に出来たものでした。それの後遺症で、事故以前と直後の記憶を失っていて、心乃枝や雅と幼馴染だったことなど、重要な記憶が抜け落ちているのも彼の「妹」探しを難航させている要因の一つでした。

この作品の魅力

この作品は、可愛らしい女の子に囲まれるという誰もが羨む展開のはずが、それに乗じて結婚を画策している妹がいるジレンマに陥りながら、その妹を探るラブコメディです。妹もののラブコメでありながらも「謎の自称妹」が誰なのかを突き止めるミステリー要素を展開に組み込んだ作品とも言えます。ミステリアスな要素を入れたラブコメを楽しめる数少ない作品であります。

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