妹萌えなんて言ってる場合じゃありません。怖くて深い「妹」キャラクター
「妹萌え」なんて言葉、ありますね。主人公かレギュラーキャラを兄姉に持つ、というだけでなくそれなりに役割りもあります。大概かわいいんですが、中にはいますね。「怖い」「深い」と思わせる妹キャラが。
原田ウマ子(『PAPUWA』)
兄:武者のコージ君(ガンマ団所属)
どう見てもオッサンですし、アニメ版の声も男性でした。でも現役女子高生ですし、セーラー服姿も披露しました。「心戦組(しんせんぐみ)」にバイトで所属してます。こけしにされた兄を見て「兄さんに似てる」。それに対して「そいつの弟?」「いや、妹です」…。兄や姉がいる女の子はみんな「妹」なんです。バッファローなら素手で仕留められるそうです。頼もしい妹がいてよかったですね、コージ君!
シンタロー曰く「兄より強い」そうな。
タダクニの妹(『男子高校生の日常』)
兄:タダクニ
どストレートですが、名前が明らかになってないんで仕方ありません。アニメ版しか見てないんですが、何でか目元に影。お兄ちゃんの顔からするにかわいい子なんでしょうけど、目元には影。相談事も兄ではなくその友人にしてますし、何か怖いです、この子。高校生男子からすると、「女の兄弟はわけの分からない生物」という認識と演出なんでしょうか。兄の友人、ヨシタケには姉がいますがそちらも顔分かりませんし。
けだるげな話し方といい、登場の仕方といい、怖いです。
コル・ネッド(ハーメルンのバイオリン弾き)
兄:クラーリィ・ネッド(スフォルツェンド公国魔法兵団長)
お兄さんも初登場時結構印象悪かったんですが、使命感から来るものとすればしかたのないこと。ですが、彼女は結構非道でした…。
主人公ハーメルに惚れていて、ヒロインに対する所業が昼ドラもしくは少女漫画の悪役のようです。なまじ魔法が使えるため、更に外道っぷりが誇張されているようでした。ギャグだからいいんですけど。最終的にはヒロインに対する憎しみも消えたようですし。ビーム一撃で魔族を葬り去る怪物になっちゃいましたが。
こちらは続編ですが、本編においてはペットのコウモリが泣いて怯えるほどの憎悪の塊でした。ギャグでですが。王女の顔写真に落書きするのもどうかと思います、コルりん。
野原ひまわり(『クレヨンしんちゃん』)
兄:野原しんのすけ
赤ん坊です。しかし、「妹」キャラなのは同じこと。赤子の癖に光物とイケメンが大好きです。トラブルメーカーである兄しんのすけをすら困らせる傑物です。趣味はイケメンの写真の上を転がりまわること。末恐ろしい赤子がここに…。
確か名前は一般公募。作中では父方の祖父母、両親、兄が名前を書いた紙飛行機を飛ばして、一番長く飛んでいた紙飛行機(しんのすけが考えたもの)が採用されてました。「この子が自分で選んだ」と語る銀之助じいちゃんもかっこよかったですが、この時から兄妹の絆があったんです、か、ね。
デージー(『コジコジ』)
姉:スージー
兄貴持ちの妹ばっかになっちゃったんで、お姉ちゃん持ちの怖い妹はいないか、と探したところ、いました。メルヘン界という世界の、謎怪人スージーの妹です。姉妹揃って品性下劣、ゲヒャゲヒャと下品極まりない笑い声で罵り合います。仲がいいんだか、悪いんだか。
しかし、月に一度、三日月の晩だけ身も心も美しくなるという、まさに「謎」な姉妹でもあります。
「性格が変わらなければ美人の容姿を生かして稼げる」とまで言ってましたが、「そうもいかないんだよなあ…」と残念そうに。何だか深いキャラです、スージー姉妹。ちなみに美人じゃないバージョンでは王子の子と聞いて馬鹿笑いしてました。