大阪弁を駆使するコミカルなキャラクター達
異常にノリが良くテンションの高い「大阪弁キャラ」にスポットを当ててみました。登場するだけで場の雰囲気を一変させてしまう「個」の強さに注目です!
ケロちゃん(ケルベロス)
【カードキャプターさくら】に登場する封印の獣ケルベロス。主人公のさくらからは真名をもじって「ケロちゃん」と呼ばれています。
仮の姿の時の大きさは、ポケットにするりと隠れることができるコンパクトサイズ。それ故か食べ物を口に含むと顔がその形に変形してしまう姿をよく見かけます。
クマともネズミとも言えないオリジナリティー溢れる見た目がなんとも可愛らしいですね。
改めて見ると「可愛い」というより「ただのオッサン」だったケロちゃん。
思わず「いい加減にして!!」と言いたくなるようなミスも数え切れないほどやらかしていますが、最終的にはいつもさくらに許されています。ケロちゃんを見ていると、何故か心がほんわかしてくるんですよね…。
「テンションが高い大阪弁キャラ」と言う前に、欲にバカ正直な所が共感を得ているのかもしれません。
服部平次
【名探偵コナン】に登場する高校生探偵。
推理力だけでなく、探偵としての知識にも長けています。
気さくでフレンドリーな服部は人の懐に入り込むのがうまく、登場するだけでその場の雰囲気を我が物にしてしまいますが、一方ではキツイ大阪弁で思ったことをズバズバ言ってしまうバカ正直な面もあり、幼馴染の遠山和葉とは度々口論になる事も。
圧倒的な存在感を放つ服部。「大阪弁」を除いても、かなりキャラが濃いですね。
おふざけモードと本気モードの差が油断した読者の気を惹きつけます。
妹尾(せのお) あいこ
【おジャ魔女どれみ】に登場する魔女見習いのひとり。大阪から物語の舞台である美空町に引っ越してきた転校生です。
男勝りでスポーツ万能。良く言えば素直、悪く言えばキツイ性格だった為、当初はどれみ達が「嫌い」と公言していました。しかし、ある出来事をきっかけにお互いの人柄を知った2人はすっかり意気投合し、紆余曲折を経て親友と呼べるほどの仲になりました。
いつも明るくあっけらかんとしているあいこですが、実は彼女の家庭は問題を多く抱えています。
でもそれを感じさせないどころか、しっかり者であろうとしているあいこの両親想いな一面に、どれみは惹かれたんですね。
さいごに
「大阪弁を話していればどんなキャラでも人気になれるのか?」と言うと、必ずしもそうではない事が分かりました。
今回振り返って判明したのは、彼らの人気の本質は「キャラクター性」であり、あくまでも「大阪弁」はおまけだということです。
その場にいるだけで人を楽しませられるような大阪弁キャラクター。
もしかするとそんな理想的な姿を見て、無意識のうちに憧れを抱いていたのかもしれませんね(´・ω・`)