今最も注目を集めているフランスの女優レア・セドゥ。2008年に公開された映画「美しい人」以降、さまざまな映画祭で賞を受賞し、有望な新人女優として注目された。その後一機にスターダムへと伸し上がり、最近ではニューボンドガールに選ばれるなど、今後ハリウッドでの活躍もとても期待されている女優だ。
彼女の映画で最もお勧めしたいのが「マリー・アントワネットに別れをつげて」。王妃の朗読係シドニーを演じ、マリーアントワネットの物語を今までとは違った視点から表現している。ベルサイユ宮殿の全面協力と当時を思わせる豪華な衣装や装飾も見どころの一つだ。フランス映画らしい謎めいたストーリー展開も面白い。
もちろんボンドガールとして女性的な魅力を偉観なく発揮した「007スペクター」、カンヌ映画祭でパルムドールを獲得した「アデル、ブルーは熱い色」などもおススメの作品だ。
映画「インセプション」では渡辺謙やレオナルド・ディカプリオとも共演を果たし、Diorの広告塔にも抜擢され、日本でも知名度のあるマリオン・コティヤールもフランスを代表する女優である。
彼女の作品の中でも、必ず見ておきたいのはマリオンの出世作にもなった「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」。フランスを代表するシャンソン歌手「エディット・ピアフ」を演じ、その波乱に満ちた人生を見事に演じ切りました。この作品を通じて、その演技力と歌唱力が世界中から評価され、今ではハリウッドを代表する女優となりました。
映画「17歳」で注目されるフランスの若手女優「マリーヌ・ヴァクト」。まるでファッションモデルのように整った容姿がとても美しい彼女。劇中では一人の女の子が少女から女性へと変化する過程を演じ、性への目覚めや、心の違和感などを見事に表現した。
シャネルのミューズにも選ばれキャンペーンに登場するアンナもフランスを代表する女優です。
ココ・シャネルの人生を描いた映画「シャネル&ストラビンスキー」では、愛する男性を亡くし、人生に絶望していたシャネルがストラビンキーと出会い新しい人生の希望を新たに見出していく様子を演じ、話題となりました。劇中で登場する洋服の多くはカールラガーフェルドがプレゼントし、実在したであろうのシャネル像を内側からも外側からも表現しています。フランスらしい恋愛と芸術に溢れた映画です。
映画「アメリ」や「ダヴィンチ・コード」で主演を務めたことで知られるオドレイ・トトゥ。多くおフランス映画に主演し、世界中でその人気が高い。
オドレイの出演作でおススメするのが「ムードインディゴうたかたの日々」。フランスの作家ボリス・ヴィアンの小説「泡の日々」をもとに脚本化された映画であり、日本でも岡崎京子が漫画化したり、映画化されるなどよく知られている話だ。それらが現代のフランス風にアレンジし、繊細で幻想的な物語へと新しく生まれ変わったのが「ムードインディゴ」だ。
フランスを代表する大女優、ブリジットバルドー。フランスのマリリンモンローと称される彼女の作品の中で、ぜひ見ておきたい映画は1963年に公開された「軽蔑」。
一つの夫婦の在り方を表現し、その微妙な心のうちを表現した作品だ。なによりもブリジット・バルドーの美しさが一際目立ち、時代を感じさせない美を感じることができます。フランス映画らしい美しい背景に感動すること間違いなし。