小学館が2015年冬に発刊した「This!」は「まったく新しい、ファッションカルチャーマガジン」がコンセプト。
主にティーン層へ向けた雑誌でありながら、海外モデルを起用しハイブランドのファッションを紹介しています。
さらに、創刊号となる「volume001」の特集は「進路」。
ファッションやメイクなどを中心に紹介するのではなく、今回は「進路に悩んでいる人はどうすればいいか」「人生にはどんなパターンがあるか」「結婚とは」という、ちょっぴりディープな要素を兼ねています。
「進路の分かれ道」というキャッチーなチャートや、「あこがれの仕事につく100人の図鑑」など、ビジネス・人生設計への追及の深さは「ファッション雑誌」というイメージも変わるかもしれません。
作家・評論家として活躍する古市憲寿さんは、イラストレーターのなかむらるみさん、漫画家の清野とおるさんとともに街を歩きます。
さらに、演劇「マームとジプシ-」の主宰・藤田貴大さんは、歌人の穂村弘さんと対談。
学生時代を振り返りながら、特集内容である「大人なんて、たいしたことなくない?」を突き詰めています。
「This!」はカルチャー面でも充実しており、コミックは充実の3作品掲載。
鳥飼茜さんの「前略、前進の君」
まんしゅうきつこさんの「目指せ!!催眠術師への道」
今日マチ子さんの「双子のマトリョーシカ」
など、青春劇・ギャグエッセイ・ホラー風味のストーリーなど、広いジャンルで楽しめます。
「This!」次回の発行は、2016年春の予定なんだとか。
次回の特集は「れんあい」。
今後の展開にも、期待が高まる新たな雑誌となりそうです。