avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)の徹底解説まとめ

avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)は、2002年結成のロックバンド。2004年のEP『avengers in sci-fi』のリリース以来、幅広い音楽性と技巧を武器に、サカナクション、the telephones、キュウソネコカミなどのバンドと並び「踊れるロック」ムーブメントの中心で第一線を走っている。2009年にメジャーデビューを果たした。バンド名は「アヴェンジャーズ・イン・サイファイ」と読み、「アヴェンズ」「アベンズ」などの略称で呼ばれている。

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avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)の概要

avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)は、2002年結成のロックバンド。大量のエフェクターやシンセサイザーを使った電子音のサウンドが特徴のダンスロックを演奏し、幅広い音楽性と技巧を武器に、サカナクション、the telephones、キュウソネコカミなどのバンドと並び「踊れるロック」ムーブメントの中心で第一線を走っている。
2008年にASIAN KUNG-FU GENERATIONのツアー「Tour 酔杯2008 〜THE FINAL〜」の三公演にオープニング・アクトとして出演して注目を集め、2009年にはthe HIATUSやNothing's Carved In Stoneといった大物バンドのツアーにゲストとして出演し、同年にはメジャーデビューを果たした。以降は精力的なライブ活動や音源リリースを重ね、「生楽器を使用しない」という演奏形態の「avengers in sci-fi(in sync)」としても活動を行う。
また、木村カエラやAMIAYAなど、他ミュージシャンへの楽曲提供などでも知られている。

結成当初の旧バンド名は「Atom Heart Mother」(アトム・ハート・マザー)で、改名後の「avengers in sci-fi」は、アメリカのポスト・ハードコアバンドであるAt The Drive-in(アット・ザ・ドライブイン)のようにハイフンを入れたものにしたいと、R.E.M.のアルバム「New Adventures In Hi-Fi」をもじる形で名付けられた。
ファンからは「アヴェンズ」「アベンズ」などの略称で呼ばれている。

avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)の活動経歴

バンドの誕生

2002年、高校の同級生だった木幡太郎(ボーカル、ギター)、稲見和美(ベース)がバンドを結成。その後、大学で長谷川正法(ドラム)と木幡が出会ったことで、3人体制の「avengers in sci-fi」(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ」が結成される。
ダンスミュージックとロックを融合させた独自のサウンドをとことん追求した彼らは、インディーズシーンで徐々に注目を集めるようになっていった。2004年には1stミニアルバム『avengers in sci-fi』をリリースし、SF映画のような世界観でカルト的な人気を確立していく。

メジャーデビューと全国への躍進

インディーズで確固たる地位を築いた彼らは、2008年にASIAN KUNG-FU GENERATIONのツアー「Tour 酔杯2008 〜THE FINAL〜」の三公演にオープニング・アクトとして出演して注目を集め、2009年にはthe HIATUSやNothing's Carved In Stoneといった大物バンドのツアーにゲストとして出演する。
2009年にシングル『Delight Slight Lightspeed』でメジャーデビューを果たし、同年には2ndアルバム『SCIENCE FICTION』をリリース。これらを引っ提げて大規模な全国ツアーを敢行し、踊れるライブバンドとしての地位を不動のものとしていく。特に、アルバム『SCIENCE FICTION』を引っ提げた全国ツアーや、アルバム『Dune』のリリースツアーなどは多くの観客を動員し、その刺激的でダイナミックなパフォーマンスは各地で高い評価を受けた。
メジャーデビュー後はこれまでのエレクトロ・ロックの指向から更に、クラシック、オペラ、ゴスペルの要素も加えられ、メンバーの技量と音楽性の多様さを活かした方向へ転換する。木村カエラの楽曲「BANZAI」のプロデュース、マツダ「DEMIO」のCMへの「Sonic Fireworks」の書きおろしなど、活動の幅も広げていった。

活動形態の変化

技巧とセンスを武器に順調にキャリアを重ねる一方で、常に音楽性の探求を続けてきた彼らは、2014年には所属レーベルを移籍。2014年リリースのアルバム『Unknown Tokyo Blues』では、プログレ的なサイケデリックの要素まで組み入れ始め、楽曲のレベルは上昇し続けていった。これ以降彼らは、アコースティックセットでの活動や、逆に生楽器を演奏しない形態でのバンド活動、トラックメイクとマシンライブのユニット形態での活動など、より実験的な音楽へとシフトしていくようになる。
2019年、生楽器を使用しない別活動形態である「avengers in sci-fi (in sync)」からドラムの長谷川正法が脱退して、同活動形態においてはマネジメントを行っていくことを発表。
avengers in sci-fiの本体は従来の通り木幡、稲見、長谷川の3人体制で継続することが伝えられ、この時期から彼らの活動形態はより柔軟なものへと変化していった。
活動の形態は変わったものの、彼らは音楽活動を継続。2022年には結成20周年を迎え、記念ライブを行うなど、節目となる活動を続けている。
ますます技巧を高めた彼らの繰り出す革新的なサウンドは、日本のロックシーンへの確かな影響と、多くのアーティストへインスピレーションを与えるものとして愛されており、ファンを魅了し続けている。

avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)のメンバー

木幡 太郎(こはた たろう)

ボーカル、ギター、シンセサイザーを担当。血液型A型。

稲見 喜彦(いなみ よしひこ)

画像右が稲見

ベース、ボーカル、シンセサイザーを担当。血液型A型。

長谷川 正法(はせがわ まさのり)

画像中央が長谷川

ドラム、コーラスを担当。血液型O型。

avengers in sci-fi(アヴェンジャーズ・イン・サイファイ)のディスコグラフィー

オリジナルアルバム

avenger strikes back

2006年リリースの1stフルアルバム。バンドサウンドに重点を置いたエネルギッシュな楽曲が多数収録され、ライブでの躍動感や一体感を意識した楽曲が多い1枚。

1. are you ready to strikes back??
2. avenger strikes back
3. NAYUTANIZED
4. asteroid girl
5. speed of love
6. darkside of a nation
7. 電影少年
8. tico's endless summer song
9. dance to the future
10. NC and the cosmic H.A.S.E. band
11. sci-fi music all night
12. avengers go home
13. 夢中遊泳

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