名画の模写、パロディが破壊的すぎる件
名画の模写というもの、絵の勉強のためには非常に有効なものではないでしょうか。しかし、各人によっては「何じゃこりゃあ」となることも。中にはパロディという手法を使い、アレンジされたものも…そんな模写絵、パロディ絵、まとめました。
マリオ、ソニック、その他もろもろ…何かコミカルになりましたね。
ポパーイ!一気に俗物化したような気が…気のせいでしょうか。
ピエロっぽいキャラ特集。ピエロ的なものに怯える「道化恐怖症」なんてのがあるようですが、それを抜きにしてもこの「こっち見んな」感。元絵とは違った迫力がありますね。
三段落ちですか!?『男の息子』(元絵:マグリット)
顔の前に青リンゴがあって…という絵の直前とその後、だそうです。
一番右、笑いごとじゃないけど鼻血の出具合といい、ポージングといい、完璧ですね。「避けろよ」という気にもなりますが、もしかしてリアクション芸人なんでしょうか。
ピカソによる『ラス・メニーナス』(元絵:ベラスケス)
あのピカソも模写絵を描いてました。ベラスケスの名画です。『ラス・メニーナス』とは「女官たち」という意味だそうです。作者であるベラスケスは、ガッツリ自分を描き込んでいます。
荘厳な絵ですね。ピカソは、少年時代からデッサン力が並外れて凄かったですからね。期待が持てるというものです。
「普通に模写しようよ!うまいんだから!」と何でか焦っちゃいます。あるいは、彼にはこう見えていたのか…。天才の考えは分かりません。犬がどこにいるか、ちょっと探しちゃいました。しかし落ち着いてみると、誰が誰か(大体)分かるんだから、やっぱり力量ですね。
で、中央にいる「マルガリータ王女」。ベラスケスの絵だと可愛らしく描かれていますが、ピカソは彼女をこのように描き出しました。
「大体あってる」という奴でしょうか。胸元の赤い花飾りといい、ドレスの形といい、髪の長さといい、ポージングといい、ちゃんと復元されてはいます。
味はあるけど、「普通に模写した」バージョンもちょっと見たいです。ただの模写になっちゃいそうですが。「ピカソが普通に描いたバージョン」だといくらするんでしょうか…。
パロディ化されるのは、それだけ愛されている証拠ですね。