不気味なエドワード・ゴーリーの世界
とても不気味なエドワード・ゴーリーの世界。決してハッピーではない内容に、いつの間にか夢中になってしまいます。
蒼い時
広がる深い蒼、影絵のような背景と白く浮き立つ不思議な生き物。静かに交わされるやりとりは、自分自身との対話のようにも思える。珍しく穏やかで、いつも通り謎に満ちた、素敵な一冊。
出典: bookmeter.com
弦のないハープ
エドワード・ゴーリー氏の記念すべきデビュー作。高名な小説家が苦悶しながら新作『弦のないハープ』を書いていくストーリー。処女作でいきなり創作の舞台裏を題材に選ぶというのは大物感たっぷりですが、ゴーリーの作品の中ではオーソドックスな作りだと思いました。毒のあるユーモアに言葉遊びと、随所に〈らしさ〉があるけれど、文章は多めで、起承転結もあります。
出典: bookmeter.com
悪いことをして罰があたった子どもたちの話
<ジム 乳母からにげてライオンに食われた子の話>から始まり、<ヒルデブランド 通りかかった自動車におびえて理をさとされた子の話>まで、「悪いことをした子供には残酷な運命が待つ」という訓話を、ゴーリー風味で味付けしたお話が描かれています。
出典: ure.pia.co.jp