参加したいような、怖いような?世界の変わったお祭り
皆さんはお祭りといえば何を想像しますか?「楽しそう」「わくわくする」…大体がそんなところでしょう。しかし、仲には「ちょっと待て!」「ホントに大丈夫か!?」と言いたくなるものや、悪意なしに「どうしてそうなった!」と言いたくなるようなお祭りも。
爆竹祭り(台湾)
厳密にはロケット花火だそうです。でもそれを大量に投げ合うんだから爆竹と危険度は変わりないかと思われます。
行われるのは「元宵節」という暦における正月最初の満月の夜。起源には諸説あるようですが、一番有力なのが厄払いのためとか。疫病がはやった際に神様にお伺いを立てたところ「周倉爺(という神様)を先頭に、関聖帝神(お伺いを立てた神様)の間で元宵月3日前から連続して3日間爆竹を鳴らしなさい」とのお告げがあったそうです。爆竹により生み出される空気、火薬の硫黄など、疫病を治めるという点で科学的根拠はある模様。
某番組でやってました。何も知らない芸人さんを「花火大会ですよ~」なんて言って爆竹天国の中に放り込む企画…。「思い残すことがないように」なんて豪勢な食事でもてなしたり…。
イースターをロケット花火で祝う祭り(ギリシャ)
キリスト教の行事イースター。キリストの復活を祝うのが目的ですが…ギリシャのヒオス島という場所では、何故か教会同士でロケット花火の打ち合いに!
まさに「どうしてこうなった」状態です。
二つの教会が「ウチのが盛大に祝えるもんねー!」と張り合った結果だとか。一時は大砲まで使われていたとのこと。
出典: tabizine.jp
穏やかに張り合ってください…教会なんですから…何か「トマト祭り」の方がまだ穏やかに思えてきました。でも大砲ではなくロケット花火になっただけ、マシですね。ロケット花火を打ち合うからには、お互いそれなりの措置もしているでしょうし。
牛追い祭り(スペイン)
結構有名ですね。牛さんと追いかけっこ…なんてのどかなお祭りじゃないことも含めて。
正式名称は「サン・フェルミン」。スペインナバーラ州の州都、パンプローナという場所で、7月に行われる。スペイン三大祭りの一つ。参加者は赤い布を首に巻く。これは殉教者フェルミンを偲んでのこと。一週間にわたって開催される祭りにおいて、「牛との追いかけっこ」は7日から14日の間に行われる。何百人もの人々が6頭の闘牛の前を走り、その更にあとから6頭の雄牛が続く。牛追いは「モンシエロ」と呼ばれる。サン・フェルミンの主な行事としては、以下のものがある。
1.開会宣言
2.リオ=リオと呼ばれるパレード。
3.聖フェルミン彫像と市民による行進。
4.ストゥルエンド。楽器などを持ち寄って、なるべく大きな音を立てる。
5.閉会宣言。
これを7月6日に行う。
出典: ja.wikipedia.org
さすがスペイン人、エネルギッシュです。自分は行進の段階でドロップアウトしそうです。まして牛を追うなんてできません。
カスタリェー(スペイン)
一言で言えば組体操、というか人間タワーです。高さや芸術性などを競い合うのですが…けが人も多数出るんでしょうね、やっぱり。
スペイン、カタルーニャにおける無形文化遺産。人間タワーの名は「カステル」と呼ばれる。
人間ピラミッドで騒いでる場合じゃありません、日本人。これと似た祭りなのかちょっと記憶があいまいなのですが、10歳かそこらの女の子がてっぺんに立つ重要な役割を担い、「怖くない」と語っていました。似たお祭りにムイシュランガというものもありますが、こちらは宗教的な意味合いが強いようです。